人物

開港の街 横浜

今週のお題「好きな街」 ランドマークタワーを建設中の時に横浜に引っ越しました。完成後すぐに頂上に登りました。富士山がよく見えたのを覚えています。 三溪園や称名寺庭園は、とても雰囲気のいい所です。広い庭園や池は、とても開放的で、心が落ち着きま…

幼い命を救う為にメダルをオークションに

今週のお題「好きなスポーツ」 心温まるニュースに触れました。東京五輪でポーランドの マリア・アンドレイチェク選手は、 女子やり投げ決勝で 銀メダルを獲得しました。ツイッターによると マリア・アンドレイチェク選手は、 幼いポーランド人の少年の 心臓…

小さな大きな一歩

今週のお題「おうち時間2021」 これは私が知人から聞いた話です。 ヘレン・ケラーは目が見えない、耳が聞こえない、話せないという三重苦を抱えていました。アニー・サリバンという最高の師と出会い、誰もが知る偉人となりました。 今からお話しするのは、ヘ…

下坐に生きる①

ドキュメンタリー作家の神渡良平氏の本は、事実だけに、いつもとても感動します。そして説得力があります。氏の本に『下坐に生きる』という本があります。その中に、温かい心で孤独で寂しい少年の心を溶かした方の話があります。今日から3回に渡って、話のお…

心医 ホ・ジュン

今週のお題「もう一度見たいドラマ」 私はこの韓国ドラマ以上に感動したドラマを見た事がありません。全68話ありましたが、3回見ました。毎回引き込まれるように次が見たくなります。もう一度見てみたいと思います。 主人公が何度も涙を流しますが、見ている…

④最後に愛は勝つ

今週のお題「読書感想文」 絶対に不可能と言われていたリンゴを栽培した方がいます。青森の木村秋則さんです。木村さんの「奇跡のリンゴ」は無農薬、無肥料です。本や映画になっているので、ご存知の方が多いと思います。本を読んでとても感動しました。何に…

③私の知らないところで私を生かす力

今週のお題「読書感想文」 二人目は、イエス・キリストです。イエスは無実の罪で十字架に架けられました。その時期がイスラエルの祭りと重なり、慣例として罪人を一人恩赦する事ができました。 総督ピラトはイエスか強盗殺人をしたバラバか、どちらを放免す…

⑤100年前の志(後編)

今週のお題「2020年上半期」 本多静六博士は林学や公園づくりで100年後を見越して木を育ててきましたが、博士はそれ以上に100年後の人材を育てる事に生涯を捧げました。 生前に多くの弟子達を育てたのは勿論の事です。公園を作りながら、同時に現場で教育を…

偉人の母⑩イエスの背後の母達

時として、一人の偉人が生まれる背景に、多くの母達の愛情や精誠、犠牲があった場合があります。 イエス・キリストの場合、母マリヤは勿論の事、その背景に連なる多くの女性の存在を考えざるを得ません。2千年もの歴史に影響を与えた人物には、2千年以上の積…

偉人の母⑨マザー・テレサ

マザー・テレサは偉人の母というよりは、本人が偉人です。しかし、マザー・テレサは、自分は病人や貧しい人々の為に奉仕をしているのではなく、彼らの中のキリストに礼拝している、と言いました。その意味では偉人の母です。 マザー・テレサは18才の時に故郷…

偉人の母⑧特攻隊の母鳥濱トメ

鹿児島の知覧に特攻隊の基地がありました。鳥濱トメは、その近くで食堂を営み、3000人以上の特攻隊員を見送りました。 トメの食堂は、軍の指定の食堂として、特攻隊員が毎日食べに来ました。親元から離れ、いつ出陣するかも分からない特攻隊員にとって、トメ…

偉人の母⑦ワシントンの母マリー

アメリカ合衆国初代大統領ワシントンは先祖がイギリスで暮らしていましたが、政治的信仰的理由で数代前からアメリカに移り住みました。 母は父のところに後妻として来ました。父はワシントンが11才の時に病死してしまい、子供達の世話や農園の仕事も全て母マ…

偉人の母⑥アウグスチヌスの母モニカ

今から1600年以上前にアウグスチヌスという人がいました。彼の人生は波瀾万丈でした。16才で私生児を生み、酒に酔っては喧嘩をして、肉欲の限りを尽くして、親を泣かせてきました。 母モニカは敬虔なクリスチャンでしたので、毎日息子の為に祈りました。涙の…

偉人の母⑤福沢諭吉の母於順

福沢諭吉の母於順は32才で未亡人となり5人の子供を一人で育てました。夫は44才で亡くなりました。諭吉が2才、一番上の長男が10才の時でした。 於順は5人の子供を連れて、故郷の大分県中津に戻りました。住んだのは倒壊寸前の廃屋でした。貧乏のどん底からの…

偉人の母④三井高利の母殊法

三越デパートが創業したのは、今から約350年前に遡ります。三井越後屋という呉服屋から始まりました。三井財閥の創業者は三井高利となっています。父高俊は武士の子で商売に関心がなく、伊勢の大商家の娘だった母殊法の影響が大きかったようです。母は夫が亡…

偉人の母③リンカーンの二人の母

リンカーンの母ナンシーは、リンカーンが9才の時に、風土病で亡くなりました。34才の若さでした。 ナンシーの遺言は 「金持ちになるよりも、100エーカーの土地よりも、聖書を読みなさい。」 というものでした。ナンシーは優しく愛情の深い人でした。また信仰…

偉人の母②野口英世の母シカ

野口英世の母シカの生まれた家は貧乏で、7才の頃から子守や女中の奉公をしていました。学校に行けませんでしたが、何とか字を覚えたいと思い、人に頼んでいろはの手本を書いて貰い、皆が寝てから盆に囲炉裏の灰を敷いて、月の光を頼りに指で書いて覚えたとい…

会いたい人④岩瀬忠震

今週のお題「会いたい人」 横浜に掃部山(かもんやま)公園というところがある。横浜に住んでいた時によく散歩で行った。そこに、横浜開港の立役者として、井伊直弼(いいなおすけ)の銅像が建っている。掃部(かもん)というのは、井伊家の官職名だ。 しかし、横…

会いたい人③中村 哲

今週のお題「会いたい人」 中村哲医師は去年の12月4日、アフガニスタンにおいて、車で移動中に何者かに銃撃を受け亡くなった。 恥ずかしながら、この事件が起こるまで中村医師のことはほとんど知らなかった。しかし、凄い方だと知った。 最初はアフガニスタ…

会いたい人②上杉鷹山

今週のお題「会いたい人」 「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」 この言葉を聞いたことがある人が多いと思う。上杉鷹山の言葉だ。この方は、第9代米沢藩主だった。当時貧乏のどん底にいた藩の政治経済を立て直し、奇跡的な繁栄…

会いたい人①坂本龍馬

今週のお題「会いたい人」 坂本龍馬に会って尋ねてみたいことがある。坂本龍馬は薩長同盟や大政奉還の立役者として、あるいは海援隊をつくったことなどで有名だ。 坂本龍馬が偉大なことを成し遂げた背景に、彼の心の柔軟性、あるいは本物や時流を見極める優…

リンカーンとストウ夫人

「アンクル・トムの小屋」という本がある。誰でも子供の頃に読んだのではないかと思う。ハリエット・ストウ夫人の著書だ。リンカーン大統領が、奴隷解放運動をするきっかけになった本と言われている。 リンカーン大統領がストウ夫人と会って話をした時のこと…

奴隷商人とアメイジング グレイス

ジョン・ニュートンは奴隷商人をしていた。アフリカで奴隷を仕入れ、ヨーロッパで売り飛ばしていた。 ある日、航海中に嵐に会い、荒れ狂う海で船が転覆しそうになった。ジョンは恐怖の中で思わず「神様、助けて下さい。」と叫んだ。 すると雨と風が静まり、…

モーツァルトの作曲の秘密

モーツァルトは5才で初めて作曲をしたと言われている。35才で亡くなるまでに600以上の曲を残している。 何故かモーツァルトの曲は人間の胎教だけではなく、牛や鶏にも聞かせているという。自然の波動が伝わり、ストレスがなくなり、肉や乳の質が良くなったり…

シュバイツァーと不思議な誤配達

偉人や義人と言われる人達は、皆共通して不思議な出会いがある。 シュバイツァーは牧師の家庭に生まれた。神学部の講師としての道と教会のパイプオルガン弾きの道を歩んでいた。パイプオルガンの腕はプロ並みだったという。 ある日、彼の事務所に間違って雑…

明治神宮の森をつくり、数百億円を匿名で寄付した人物

一月九日に本多静六博士について書いた。博士を讃える顕彰会がある。その会長がお会いして下さると言うので、博士が生まれた久喜市菖蒲町にある本多静六記念館に、三日前に初めて行って来た。 記念館は役場の五階にあった。役場の正面玄関の前に、本多静六博…

李秀賢さんと関根史郎さんにエール

今週のお題「応援」 今日は十九年前に、新大久保駅で李秀賢さんと関根史郎さんが線路に転落した人を助けようとして、亡くなった日だ。 李さんは韓国人の留学生だった。お母さんのコメントが新聞に載っていた。 「小さい頃から他人を助けることをしなさい、と…

本多静六博士(公園の父・蓄財の神様)

私の住んでいる埼玉県には多くの義人がいる。その一人に本多静六博士という方がいる。日本初の林学博士だ。日本の公園の父と言われる。日比谷公園や大宮公園、秩父の羊山公園、長野の臥竜公園など、多くの公園の建設に携わっている。 特に有名なのが、明治神…

落ち穂拾いとキリストの誕生

今週のお題「秋の空気」「秋の空気」と聞いて目を閉じてみた。するとまぶたに一枚の絵が浮かんできた。ミレーの「落ち穂拾い」だ。記憶を辿ってみると、中学か高校の頃、新聞のチラシの中に入っていて、とても気に入ったので、額に入れて部屋の壁に掛けてい…

愛を動機で成功させた無農薬、無肥料、無殺虫剤のりんご

絶対に不可能と言われていたりんごを栽培した方がいる。木村秋則さんだ。木村さんの「奇跡のりんご」は無農薬、無肥料、無殺虫剤だ。本や映画になっているので、ご存知の方が多いと思う。本を読んでとても感動した。何に一番感銘したかと言うと、「愛」を動…