開港の街 横浜

今週のお題「好きな街」

 ランドマークタワーを建設中の時に横浜に引っ越しました。完成後すぐに頂上に登りました。富士山がよく見えたのを覚えています。

 三溪園称名寺庭園は、とても雰囲気のいい所です。広い庭園や池は、とても開放的で、心が落ち着きました。極楽浄土に行ったような気分でした。

 海の公園氷川丸は子供たちが喜びました。家族で何度か行きました。

 開港記念館では、寒村だった横浜が、開港を通して発展してきた歴史を学ぶことができました。

 開港の一番の立役者の外国奉行岩瀬忠震に感動して、本覚寺の顕彰碑を訪ねました。同じ島国でありながら、貿易と工業で栄えた英国は世界の七つの海を支配し、日本はわずか黒船四隻に怯えていました。忠震は日本の進む道は東洋の英国になることだと言って、開国を進めました。先見の明があったと思います。

 外人墓地を訪問しました。遠くはるばる太平洋を渡り、家族をおいて、異国の地に骨を埋めた宣教師たちの思いを知り、胸を打たれました。ヘボン博士邸跡も訪ね、博士の志にも心を動かされました。

 また釣りの好きな私は、本牧釣り公園や磯子釣り公園には、何度足を運んだか分かりません。ある日、両隣りの釣り人が餌を撒くと、イワシの大群がやってきました。私は餌を撒かずに、八つほど針のついた糸を投げると、面白いようにイワシが掛かりました。入れ食い状態になりました。針から魚を外しては、糸を投げ、巻いては魚を外す、この繰り返しでした。結局私は一度も餌を撒かずに、三百匹ほど釣れました。両隣りの見知らぬ釣り人のお陰でした。家族だけでは食べきれないので、近所におすそ分けをしました。

 横浜には、山下公園港の見える丘公園、中華街など、他にもいい所が沢山あります。好きな街の一つです。