感性を磨く方法

f:id:hiroukamix:20200122054152j:plain 勉強にも色々あるが、感性を磨くことも大事な勉強だと思う。感性が鈍いと、人生において感動や喜びが少ない。人の気持ちが分からず、コミュニケーションにも問題が生じる。
 感性を磨く為には、瞑想をすると良いという。確かに心が研ぎ澄まされ、敏感になる。ひらめきや気づきも多くなるのを感ずる。
 また本物に触れると更に感性が鋭くなるという。一流の絵画を見たり、音楽を聞いたり、ミュージカルやバレーを鑑賞するのが望ましいようだ。ただ、そのような機会がいつもある訳ではない。しかし、意外と身近に本物に触れられるところがある。それは自然だ。
 森や林、川や海などの自然を通して感性が磨かれていく。木がたくさん生い茂った公園でも良いと思う。東京にも代々木公園や明治神宮新宿御苑など人工ではあるが、森や木々がある。木や草花、石は本物の自然だ。草木や石を見たり触れたり、鳥のさえずりやせせらぎの音を聞いて、感性が磨かれる。
 名前は忘れたが、江戸時代に大きな老舗の幼い子供が、お金が本物か偽物かを瞬時に見分けたという。親にどんな教育をしているのか聞くと、本物しか触れさせない、と答えたそうだ。
 ベビーシッターをしている知人から聞いた話がある。二軒の家の子供の世話をしている。一軒の家の子供は、お父さんやお爺さんが子供の時に使った木で作られた玩具で遊んでいる。手の感覚を通して感性が磨かれるようだ。物を大切に使い、絵を描いても良い感性が伝わってくるという。
 もう一軒の家は、行くたびにプラスチック製品の新しい玩具が買ってあるが、次に行くと必ず壊れている。プラスチック製品ばかりに触っていると、感性が鈍る。壊れても、無くしても何も感じなくなり、また買えば良い、と安易に考えてしまう。その家の子供は絵を描いても、あまり良い感性が伝わってこないという。
 私も、まだまだ感性が鈍いので、もっと磨かなければと思っている。一昨日に音大でオーケストラのコンサートを聞いた。少しは感性が磨かれたような気がする。

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オーケストラの生演奏

f:id:hiroukamix:20200121054531j:plain 家から歩いて三分の所に音大がある。年に数回、無料のコンサートが聞けるのが嬉しい。昨晩は、トライアルコンサートというのがあった。
 オーディションで選ばれた三人の音大生とオーケストラとの共演だった。一人目は作曲、二人目はオーボエ、三人目はピアノだった。
 三列目の中央左側の席に座った。ピアノの手の動きを見たいからだ。後ろには大勢いたが、私の前も横も誰もいなかったので、私が一人でぽつんと一番前の正面に座っている感じで、居心地が良くなかった。
 最初の曲は学生が作曲した「自由」というテーマの曲だった。低音の厳かな旋律から始まり、軽やかな明るい雰囲気になり、最後は激しくダイナミックな感じで終わった。中々大したものだと思った。
 オーケストラの演奏が終わると、作曲した学生が壇上に上がって挨拶をしていた。とても嬉しそうだった。自分の作った曲を、オーケストラが演奏してくれるというのは快感だろうな、と思った。
 二人目はシュトラウスオーボエ協奏曲だった。両手でオーボエを持ちながら、口だけではなく、全身で表現しながら演奏していた。笛の音色が会場に良く響いた。
 最後はモーツァルトのピアノ協奏曲第26番「戴冠式」という曲だった。華麗な指さばきに見とれて、うっとりとしてしまった。あんな風にピアノが弾けたら良いな、と羨ましかった。
 それぞれ学生とは思えない立派な演奏だった。生でオーケストラを聞けるのはとても贅沢な気がした。テレビで見たり、CDで聞くよりは、ずっと良かった。また機会があれば、行ってみたい。

父に学んだ記憶力

f:id:hiroukamix:20200120073439j:plain 私の父は九十二才を過ぎたが、記憶力が私よりも良い。私は忘れることには自信がある。とても父にはかなわない。
 父の記憶の鍛え方がある。毎日、漢字の書き取りをしている。例えば、さんずいが付く漢字を全部書き出す。次に土偏の漢字を全て書き出す。実家に帰った時に試してみたが、十個くらい書くと次が直ぐ出てこない。時間をかけて考えてやっと出てくる。私が十数個書いている間に、父は五十個くらいすらすらと書いてしまう。
 どうやって覚えるのか聞くと、さんずいが付く漢字や人偏が付く漢字でそれぞれ物語を作っているという。例えば、
「漢字 新潟の源から水滴が湧き清い沢になる。下流に滝があり、潜ると浅瀬が濁った池と深く沈没船のある沼に出る。水は湖に注がれ、沖にお湯が沸き、激しい波と溶けた泡と濃い油で混沌としている。川は河や江になり海洋に流れ、湾の浜に泳法が上手く酒と汁粉が好きな浩治という漁師が泣いて涙し汚れた汗を洗って消している。」
 これで五十個入っている。このようにして、覚えているという。木偏の物語や人偏の物語もある。
 漢字の他に、その日の天気と気温を毎日記録している。すると、どんな日だったかを思い出し易いという。
 老いたから忘れっぽくなるのではない。頭を使わないので、忘れ易くなるようだ。人間の記憶力は年に関係なく、使えば使うほど良くなるらしい。両親とも認知症には全く無縁なのがそれを証明している。

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自然から学ぶ

f:id:hiroukamix:20200119054740j:plain 自然は時として、様々なことを教えてくれる。サグラダ・ファミリアを設計したガウディという建築家がいる。奇抜な設計で有名だが、本人曰く。
「私は自然を真似ているに過ぎない。」
 ニュートンはりんごが落ちるのを見て万有引力を発見したと言うが、自然を見て何かを感じたり気付くことが大切だ。
 蚊が人を刺しても、痛く感じないことから、痛くない注射器が発明された。
 カワセミが魚に気付かれずに、水の中に入ることから、空気抵抗の低い新幹線の車体が生まれた。
 自然はたくさんの気づきを与えてくれる。私もそれに習って、自然から学ぶことが多い。学ぶというよりも、気づきと言った方が良いかも知れない。
 例えば、ハエやゴキブリを私は嫌っていた。誰でも当然かも知れない。ある時に思った。ハエもゴキブリも好きで出てくる訳ではないと。台所が汚かったり、どこかが汚れているから出てくるのだ。それを親切に教えてくれる為に、危険を覚悟してわざわざ出てくるに違いない。ならば家の中を清潔にすれば、当然出てこない。ハエもゴキブリも危険に会わず、こちらも嫌な思いをしなくて済む。そうしてからはお目にかかったことがない。
 太陽と会話を交わしたことがある。
「あっ、太陽が沈む。」
と言ったら、太陽が喋った。
「私は沈まない。あなたから見たら、沈むように見えるかも知れないが、西の人達には朝日になっている。」
 その時、自分の立場だけで見たり、判断することは正しくない、と思った。立場によって、見方や考え方、感じ方が人それぞれ違うことが多い。知らず知らずの内に、自分の考えを誰かに押し付けていないか反省した。
 水はたくさんの気づきを与えてくれた。それは二千十九年九月三日の「水十訓」にまとめてある。自然は学びの宝庫だと思う。

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独学でピアノに挑戦

f:id:hiroukamix:20200118073824j:plain ピアノで一曲でも弾けるようになったら、どれほど楽しいだろうかと思った。そこで、独学でピアノを勉強してきた。二週間で弾けるように作られた楽譜を楽器屋で見つけた。自分が知っている曲を選んできた。知らない曲は、楽譜を見ても弾けないので。音符の下に指番号が書いてあるのが良い。あとは示された番号の指と音符を合わせていくだけだ。ペダルも、どこで踏み、どこで離すか書いてある。楽譜の指示通りにやれば、一応は何とかなる。
 毎日、必ず楽譜の最初に戻って通して弾く。だから毎日弾く場所が段々と増えていく。後ろの方は何度も弾くので自然と指が覚えてしまう。その代わり、音符はどんどん忘れてしまう。だから自分が今何の音を弾いているか分からない。
 そんな方法で、十曲位は弾けるようになった。出張で一ヶ月以上ピアノを弾けない時があった。また弾けるだろうかと心配だった。弾いてみると、楽譜は完全に忘れていたが、指はしっかりと覚えていた。それでもたまに、ふとしたことで指が動かなくなることがある。そうすると、また一からやり直しだ。
 忘れては、また練習し、練習しては、また忘れるの繰り返しだ。何年経っても中々上手くなれないが、下手でも趣味程度で弾いてる分には満足だ。
 以前百人、二百人の前で弾いたこともある。下手だが何とか弾けてしまうのが自分でも不思議だ。暗譜しているのかと聞かれ、音符は一つも覚えていないと答えると、びっくりされる。
 指が忘れないように、覚えた曲を何度も繰り返し練習している。今年は新しい曲にも挑戦するつもりだ。

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温泉で心も体もすっきり

f:id:hiroukamix:20200117054720j:plain 久し振りに温泉に行って来た。サウナが付いた、日帰りの温泉だ。
 特に露天風呂は良かった。外の景色を見ながら、のんびり湯に浸かるのは、良い気持ちになる。心も体も解放される。
 露天風呂の一番奥には、少し小高く土が盛られ、大きな様々な色の石がたくさん置かれていた。その間に松や樅の木などが生えており、時々小鳥が飛んで来て、止まっていた。鳥のさえずりを聞くと、森の中にいるような雰囲気だった。木の根本には、ツワブキや背の低い椿があちこちに生えていて、黄色や赤の花を咲かせていた。木々の間からは木漏れ日が差していた。
 中央には数メートルの大きな岩があり、上の方から滝のようにお湯が流れていた。滝から落ちるお湯の音が心地良い。目を閉じて聞いていると、どこかの渓谷にいるようだ。
 色々な種類のお風呂があった。源泉掛け流しを初め、電気、バブル、シルキー、炭酸、薬、水、など。一通り、全部入ったが、源泉掛け流しと炭酸風呂が気持ち良かった。
 サウナも富士溶岩やヒマラヤ岩塩、麦飯石、40℃~60℃以上の熱い部屋など様々だった。私は熱いのは苦手だ。
 サウナの横にマッサージチェアーがあった。太ももから頭の後ろまで全身を気持ち良く揉んでくれた。椅子の目の前の窓の外には大きな池があり、開放感を感じた。遠くには浅間山や雪をかぶった峰が見えた。心も体もすっきりした。

分けるから結ぶへの変化

今週のお題「二十歳」
f:id:hiroukamix:20200116053849j:plain 新しい時代に生きる新成人の方々と、新しい時代の大きな変化について、共有してみたいと思う。
 昨日に引き続き七番目は、「切って分ける」から「結んで一つになる」変化について触れてみたい。今までの歴史は、色々なものを一所懸命に切ったり分けてきた。
 科学の科は禾編に一斗・二斗の斗と書く。米を計って分けるという意味がある。科学は物を分けて、分けてどんどん小さくし、分子・原子・素粒子として研究していく。
 医学を見ても、昔の医者はどんな病気も全部一人の医者が診た。人間を心と体が一つとなった全体として見てきた。しかし解剖学が進み、死んだ人間を研究し始めてから、心と体が分かれ、更に体も内科、外科、歯科、眼科、耳鼻科、小児科、等細かく分かれてきた。とても一人で全ての分野を診るのは現実的に大変なので、当然の成り行きだと思う。ところが、専門的に細分化すると、見えなくなるものもある。
 例えば、肥満になったり、胃腸が痛んだり、糖尿病になったり、骨粗鬆症になって、歯医者に行く人が何人いるだろうか?
 関係ないと思われるが、歯でしっかり噛むことは次のような効果がある。頭の骨を強くする、肥満防止、味覚発達、言葉の発音、脳の発達、歯の病を防止、癌の防止、胃腸を守る、全力投入(歯を食いしばる)、糖尿病の予防などたくさんある。体の細胞や機能は全て繋がっている。肥満や脳の発達、糖尿病などの原因が全て歯ではないが、多少の影響はある。しかし部分しか見ないと、見逃してしまう。
 分けて来たことにより様々な問題が出ている。
 家庭は三世代から二世代、更に一人暮らしが多くなった。隣近所の付き合いも希薄になっている。社会全般に個人主義的な傾向が強い。その中で、多くの人が孤独を感じている。
 地球は一つの生命体だと言われる。地球上の全ての存在は運命共同体であり、皆繋がっている。
 漁師が山に木を植える、という活動がある。山に木が多いと落ちた葉や実の栄養が雨で川に流れ、海に栄養豊富な水が流れ込む。そしてプランクトンが増える。その結果、それを食べる魚も増える。
 歴史の流れの中で、心と体の関係が切れ、人と人との関係が切れ、人と自然との関係が切れてしまった。その弊害が様々な所に出ている。病気、戦争、自然破壊・・・。
 今まで分けてバラバラになった心と体、夫婦、親子、兄弟、嫁と姑、国と国、人間と自然などの絆を再び結んで一つになる時代を迎えた。
 元々日本人は結ぶことが好きだった。米と米を結ぶと「お結び」。親に男の子が結ばれたら「結ぶ子」即ち「息子」。女の子が結ばれたら「結ぶ女(め)」即ち「娘」。相撲では、最後の取り組みを結びの一番という。結びには最後という意味と、最も重要という意味も込められている。
 東日本大震災の頃から、絆という言葉が良く使われるようになった。人は繋がることを心の底で求めているからだ。
 今年行われる東京オリンピックに、一つ提案がある。自分の好きな国を一つ決めて、応援することだ。どこの国でも良い。一つ選んで、今から関心を持って、その国について調べよう。地球のどこにあるのか、どんな顔をした人達が住んでいるのか、国旗は、国歌は、大統領は、言葉は、「こんにちは」は何て言うか、人口は、観光は、国民食は、・・・。何でも好きなことを調べよう。そして、オリンピックで応援しよう。その国との絆ができ、心が結ばれていくに違いない。世界を身近に感じると思う。
 また人間には家族や親族、社会という横の繋がりと共に、先祖代々からの縦の繋がりもある。先祖の生き様や、願い、理想、志しを知ることにより、過去と現在が結ばれていく。そして、未来の後孫に繋がっていく。
 切って分かれてきたものが、繋がり、結ばれ、一つになっていく時を迎えた。