神様の愛「納豆」豆腐と名前が入れ替わる?

今週のお題「納豆」

 納豆と豆腐は名前が逆ではないかと思いました。納豆は豆が腐ったものですから「豆腐」になります。豆腐は豆を器に納めたものなので「納豆」になります。どこかで、二つの名前が交差してしまったのかと思いました。調べてみると、そうではなかったようです。
「納豆」は、寺の納屋(なや)で作られた説や神や幕府に献納された説が有力で「納豆」と付けられたようです。
「豆腐」の「腐」は元々「柔らかい物」という意味の字だったようです。
 豆腐は中国で作られ、中国でも豆腐と書くそうです。納豆は日本で作られたので、名前が交差することはないようです。
 どちらにしても、両方とも大豆から作られた兄弟なので、似ているのだろうと思います。
 大豆といえば、味噌も大豆が原料です。私は納豆、豆腐、味噌が大好きです。納豆と味噌汁は必ず毎日食べます。パンのときも納豆を挟んだり、味噌を塗ります。大豆三兄弟は本当にありがたい存在です。

神様の愛「納豆」藁(わら)の入れ物

今週のお題「納豆」

 子どものころの納豆は、決まって藁に収まっていました。藁を開けて納豆を出すときは、いつもワクワクした気持ちでした。そのころの納豆は贅沢品で、毎日食べられませんでした。玉子かけご飯が多かったように思います。たまに、納豆に玉子を混ぜて刻んだネギも入れてご飯にかけて食べるのが、最高に贅沢で美味しかった記憶があります。
 最近は藁に入った納豆は見たことがありません。まだ売っているのでしょうか。もう一度あの藁を開けるワクワク感を味わってみたいものです。
 多分、初めて納豆を食べた人は、たまたま藁の中で腐ってしまった大豆を食べたのだと思います。
 その納豆を初めて食べた人は、偉いと思います。腐って臭くなった大豆をよく食べたものです。よっぽどお腹が空いていたのか、よっぽど物を大切にする人か、あるいは食を極めた人か、とにかく変わった人だったに違いありません。
 その人のお陰で、今私たちが納豆を食べられることには感謝しなければなりません。

神様の愛「納豆」粘り

今週のお題「納豆」

 納豆の大きな特徴は、あの粘りだと思います。もちろん匂いも独特ですが、今回は粘りについて触れてみたいと思います。
 納豆の粘りは、旨み成分のグルタミン酸と、果糖のフラクトースだそうです。混ぜると旨み成分が増えて美味しくなるようです。ただ、混ぜるのも四百回が限界で、それ以上は混ぜても効果がないようです。
 私は高速回転で毎朝百回以上かき混ぜます。一分もかかりません。全体が白っぽくなるのが好きです。しかしタレによっては、粘りがあまり出ないものがあります。大根おろしや玉子が入ったタレは出にくくなります。
 モロヘイヤやオクラを加えると、さらに粘りが増します。最強の粘りです。特にモロヘイヤは栄養価が高く、抗酸化作用や老化の原因となる活性酸素から身体を守る作用があります。
 納豆をたくさん食べると粘り強くなる、という話を聞いたことがありますが、それは当たっていないようです。私は毎日食べていますが、どちらかと言えば飽きっぽい性格です。趣味が十以上ありますが、一つのめり込んでは、次々と別のものに関心が移ってしまいます。
 しかし、飽きずに納豆を食べ続けているのは、少しは粘り強くなったのかもしれません。

神様の愛「納豆」医師が選んだ1位の食材

今週のお題「納豆」

 納豆は免疫力を高める食べ物です。以前テレビで、「医師300人が選んだ体に良い食材」というのがありました。そこで1位に選ばれたのが「納豆」でした。納豆菌はインフルエンザウィルスの増殖を抑える効果や、腸内環境を整える効果があるようです。
 ちなみに、2位が青魚、3位がヨーグルト、4位が豆腐、5位が酢、6位がブロッコリー、7位がトマト、8位がアボカド、9位がキムチ、10位がリンゴでした。
 大豆は「畑の肉」といわれるだけあって、10の中に2つ入っています。アメリカでは新型コロナウィルスのために肉の生産が減り、代わって大豆のハンバーグやソーセージが作られているそうです。健康の上からも、大豆製が増えているようです。
 納豆とヨーグルトとキムチは発酵食品です。発酵食品も良いようです。
 医食同源といいますが、健康のために納豆を毎日食べ続けていきます。

神様の愛「納豆」365日

今週のお題「納豆」

 納豆は毎日必ず食べます。納豆のない人生は考えられません。海外に行ったときはやむをえないとして、国内にいて納豆を食べられなかった時期が一度だけあります。東日本大震災のときです。
 あのときは、スーパーからさまざまな食品が消えました。納豆も1週間くらいなかったような気がします。あのときほど納豆が恋しいと思ったことはありませんでした。
 私が食べる納豆は必ず小粒の大豆です。ネバネバが白くなるまで最低百回以上かき混ぜます。そこにさまざまなものを混ぜます。キムチやしらす干し、ねぎ、海苔、しそ、卵、イカの塩辛、明太子、モロヘイヤ、オクラ、大根おろしなどです。
 今ベランダ菜園のしその葉や実がたくさん取れるので、毎日入れています。香りも良く、気に入っています。
 納豆を毎日食べられることを神様に感謝します。

神様の愛「干し柿」

今週のお題「急に寒いやん」

 今年は例年よりも柿が青いまま、なかなか赤くなりませんでした。暑さのせいかもしれません。しかし急に寒くなり、ようやく赤みがかってきました。
 毎年恒例の干し柿作りをしました。この日のために、柿を取る竹竿を準備しました。枝を折るために、竹の先を深い「くの字」型に切った自作の四段式の竿です。
 そして近所の知人宅の渋柿の木に向かいました。柿は直径が五センチくらいしかない先が尖った小さな渋柿です。
 竿の先端を枝に差し込み、ひねって枝を折り、もいで取ります。取った柿の枝を剪定バサミでTの字に切ります。
 百個ほど取ってから、知人にお礼をして、家に戻りました。これからが大変です。柿を綺麗に洗ってから、皮むきをしました。去年素手で皮むきをしたら、手から渋が落ちずに荒れてしまったので、今年はビニールの手袋をしました。
 百個の柿の皮をむくのは簡単ではありません。見かねた妻が途中から皮むきを手伝ってくれました。
 紐に結んで、熱湯で五秒ほど殺菌をしました。ハンガー掛けに紐を吊して、扇風機で二十四時間風を送ります。
 翌日から柿を揉んで中を柔らかくしました。三日目に試しに食べてみると、もうすっかり渋が抜けて、甘い味になっていました。
 ふつう一週間ほど干すようですが、柿が小さいので三日で十分だったようです。干し柿というよりも、あんぽ柿という感じです。妻は固いものが食べられないので、ちょうどいい柔らかさです。
 しばらくのあいだ、毎朝デザートに食べられるのが楽しみです。
 干し柿作りの「おまけ」が二つあります。一つは渋染めです。柿を殺菌したあとの熱湯に白いタオルや布を入れて、染めるのです。今年も茶色で綺麗に仕上がりました。去年染めたタオルも一年使いましたが、色が落ちずにいます。愛用のタオルになっています。
 もう一つは、柿の皮を干したものです。チップとして食べたり、お茶にしたり、お風呂に入浴剤として入れます。
 神様からいただいた、自然の恵みに感謝します。

神様の愛「芸術の秋」

今週のお題「急に寒いやん」

 急に寒くなり、一気に夏から秋に変わりました。秋と言えば、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などがありますが、先日「芸術の秋」を満喫してきました。
 近所の音大でミュージックフェスティバルがありました。二日間ありましたが、残念ながら仕事の関係で一日だけ行って来ました。
 ピアノ演奏、オペラの調べ、そして有名教授たちによる弦楽四重奏を楽しんできました。
 ピアノ演奏は知らない曲ばかりで、少し眠気におそわれました。初めて聴く曲の中にも、引き込まれるときもありますが、今回はなかなかついていけませんでした。
 オペラの調べも、すべて初めて聴く曲でしたが、心に響くものがあり、とても感動しました。オペラは歌だけで、演技があったわけではありませんでしたが、目の前に情景が浮かぶようでした。
 弦楽四重奏は、日本を代表する演奏家そろいでした。とても贅沢な時間でした。
 その中のひとりのかたは大病を患い、半年ちかく入院をしていたということでした。まだリハビリ中で、体が不自由な状態での演奏でした。
 四重奏は私が知っている馴染み深い曲ばかりでしたので、とても心地よく聴くことができました。
 芸術の秋のひとときを味わうことができ、感謝の一日でした。