初めて草餅を作りました

今週のお題「最近、初めて〇〇しました」

 川沿いの散歩道の土手に、ヨモギがたくさん生えていました。子どものころに、おばあちゃんがよく草餅をつくってくれたのを思い出しました。そのころは、「ヨモギ」という草の名前も知りませんでした。草餅のことは、「餅草まんじゅう」と呼んでいました。
 ヨモギを見て、ふと餅草まんじゅうが食べたいなと思いました。車の排気ガスも届かない、犬や猫も歩かない土手にあったので、食べても大丈夫と思いました。
 先端の柔らかそうな部分だけ摘んで、袋いっぱいにして家に帰りました。ヨモギの茎を取り、葉をよく洗い、沸かした湯に塩と一緒に入れてあく抜きをしました。
 水で冷やしたあと、チョッパーで細かく粉砕しました。ボウルに米粉ヨモギを入れて、混ぜました。
 六つに分けてから、蒸し器で蒸して、小豆餡を入れて包みました。今回は白玉粉などを混ぜなかったので、まんじゅうの口を閉じるのに少し苦労しましたが、初めてにしては、何とかうまくできました。

 一口食べてみると、まさしく五十年以上前に食べた餅草まんじゅうの味でした。とても満足でした。家族も美味しいと言って食べてくれました。
 ヨモギがまだたくさん残っていたので、二回目は白玉粉を混ぜてつくってみました。今度はまんじゅうの口もしっかり閉じました。
 ヨモギの強い香りと味がさわやかで、またつくって食べてみたいと思いました。