リンカーンとストウ夫人

f:id:hiroukamix:20200304095611j:plain「アンクル・トムの小屋」という本がある。誰でも子供の頃に読んだのではないかと思う。ハリエット・ストウ夫人の著書だ。リンカーン大統領が、奴隷解放運動をするきっかけになった本と言われている。
 リンカーン大統領がストウ夫人と会って話をした時のことだ。リンカーン大統領はストウ夫人に言った、
「あなたのような小さな方が、この大きな戦争を引き起こしたのですね。」
 ストウ夫人は答えた、
「あの本は私が書いたのではありません。奴隷制度を見て憤られた神が書いたのです。私は単なる神の道具に過ぎません。あなたこそ、奴隷解放の為に勇気を持って立ち上がりました。」
 すると、リンカーン大統領は答えた、
奴隷解放は私がしたのではありません。神がなさった正義と愛の偉大な運動です。私も神に使われた一つの道具に過ぎなかったのです。」
 偉大な人物は共通して、私心がない。だから天が用いることができるのだと思う。坂本龍馬西郷隆盛、皆同じだ。歴史が大きく動く背景には、必ず私心のない義人や偉人の存在がある。

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