新しい校歌と卒業式①

今週のお題「卒業」
f:id:hiroukamix:20200308225343j:plain 卒業式で記憶に残っているのは、小学校の時だけだ。中学や高校はもっと新しい記憶のはずだが、覚えていない。大学はそもそも卒業式に出なかった。
 小学校は全校生徒が100人位で、田舎の小さな学校だった。卒業生は26人。
 しかし、その後子供の数が減って、残念ながら廃校になってしまった。今は福祉施設に生まれ変わり、地域で新しい役割をしている。
 何故小学校の卒業式を覚えているかと言うと、卒業の年に校歌ができたからだ。それまでも学校行事のたびに歌を歌っていたが、「校歌」ではなく、「児童会の歌」だった。私は「児童会の歌」が、ずっと「校歌」だと思っていたので、突然「校歌」ができたと聞いて、不思議な感じがした。
 卒業式では、「校歌」と「仰げば尊し」を歌った記憶がある。自分達の代で初めて校歌をお披露目できる、という誇りを持って歌ったのを覚えている。
 小学校は川沿いの一本のでこぼこ道の山側に建っていた。一本道は坂になっていて、私は学校の下の部落から毎日坂を上って通った。下の方に二つ、上の方に四つほど部落があった。
 学校の上と下の部落に分かれて喧嘩をしたり、男の子だけ授業をサボって山登りに行ったり、滅茶苦茶なことをよくしていた。

続く

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