今週のお題「夏うた」
この歌は正しくは夏の歌と言うよりも、夏に歌った歌です。
学生時代最後の記念に夏休みに富士山に登りました。その時に頂上で米国人と一緒に歌ったスコットランド民謡です。
私は、富士山の麓まで、車で三十分くらいのところに実家があります。子供の時から毎年のように、富士五湖や富士山の五合目までは行きました。しかし、山頂には一度も登ったことがありませんでした。
山梨で生まれ、育ったのに、富士山に一度も登ったことがないのでは話になりません。大学卒業前に一度くらいは登っておかなくては、と思いました。
山梨には、こんな言葉があります。
「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿。」
一度も登らないのは分かりますが、二度登るのが何故馬鹿なのかと思っていました。一度登って分かったことは、遠くで見ると美しい富士山ですが、実際登って見るとゴミだらけでとてもがっかりしました。二度登る必要はないと思いました。
世界遺産になった今では、もうゴミだらけということはないかもしれませんが、富士山はあの美しい姿をやはり遠くから見ているのが良い気がします。
私たちは山頂付近でご来光を拝む為に、まだ暗い夜に五合目を出発しました。懐中電灯の灯りを頼りに、山頂に向かいました。初めはなだらかだったのが、段々と岩肌も多く険しい道に変わっていきました。
何時間かかったか、はっきり覚えていませんが、睡眠も取らず、一気に頂上まで登りました。
心配していた高山病にもならず、スムーズに登ることができました。
続く