夏の歌⑥「五木の子守歌」

今週のお題「夏うた」
f:id:hiroukamix:20200813062442j:plain 明日から盆休みだな、と思って昨日帰り道を歩いていたら、ふと昔の歌詞が浮かんできました。
「おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先きゃおらんと ・・・」
 小学校の頃に歌ったくらいで、もう何10年も歌っていない気がしました。何の歌だったかなと思い出していたら「五木の子守唄」だと記憶が蘇ってきました。しかし、歌の意味が曖昧だったので調べてみると、この歌は、熊本県球磨郡五木村が発祥とされるようです。最近水害にあった地方ではないかと思います。
f:id:hiroukamix:20200813062506j:plain 子守奉公をしていた娘さんが里帰りしたくて、早くお盆が来ないかな、と歌っている歌のようです。学校にも通えず、口減らしか何かで奉公に出され、子守をしながら歌っていたのだと思います。少し哀愁の漂う歌です。
 昔歌っていた頃はそんな事も全然知らず、お母さんが子守をしていて、出稼ぎに行った夫の帰りを待っているのかなと思っていました。子守をしているのが娘さんだとは知りませんでした。何10年も経って今頃になって大事な主人公が誰なのか分かりました。
 お盆から先はいない、というのも意味が分かっていませんでしたが、お盆で里帰りするからお姉さんはいないんだよ、と赤ちゃんに対して娘さんが言った言葉と合点しました。
 何故この歌が突然口をついて出て来たか不思議ですが、夏の歌なので、載せる事にしました。
 さて、私自身の里帰りですが、色々と考えましたが、首都圏に住んでいるので、今年のお盆は帰らない事にしました。一日も早くコロナの終息を願うばかりです。