神様の愛「虫の合唱」


 朝、虫の鳴き声で目が覚めます。夜、寝るときは虫の鳴き声が子守歌です。
 スズムシ、マツムシ、コオロギなどが、あちこちで大声で合唱しています。不思議と、うるさいとは思いません。かえって心地よい響きです。オーケストラを奏でているような気もします。
 鳴くのはほとんどオスの虫のようです。縄張りを主張したり、メスへのアピール、仲間との意志疎通などのためだとか。
 一日中鳴いて、相当なエネルギーを消費して、疲れないのだろうか?いつエサを食べるのだろうか?同じ場所にずっといて退屈しないのだろうか?などと、いろいろと心配してしまいます。
 アリとキリギリスの話があります。キリギリスはアリみたいに働いているようには見えません。しかしアリが言うように、キリギリスは美しい音色で私たちを幸せな気分にしてくれます。これも立派な仕事だと思います。
 秋に虫の鳴き声が消えたら、さぞかし寂しくなると思います。