神様の愛「りんご」

今週のお題「買ってよかった2022」

 丸かじりにちょうどいい大きさのりんごがあったので、買ってきました。「ふじ」という品種でした。私は皮がついたまま、りんごを丸かじりするのが好きです。最初の一口は期待と不安があります。りんごによって味に差があるからです。
 一口かじると、果汁が口の中全体に広がりました。飛びっきり美味しいという訳ではありませんでしたが、酸味と甘味があり、まあまあ美味しいりんごでした。
 りんごというと、「奇跡のりんご」を思い出します。本や映画にもなりました。青森の木村秋則さんが、無農薬、無肥料で前人未到の挑戦をして、涙ぐましい努力の末に栽培に成功したりんごです。
「奇跡のりんご」をとおして神様の愛を感じます。まず木村さんが無農薬、無肥料でりんごを栽培しようとした理由です。農薬を散布するたびに奥さんが何日も寝込みます。農薬が体に良くないことを知り、奥さんを愛するゆえに栽培を始めたのが動機です。神様が応援せざるをえない動機です。
 あらゆる努力をしましたが、農薬を散布しないので、りんごの木が半分以上枯れてしまいます。りんごが一つも実らないので、無収入となり、家族は貧乏のどん底に追いやられます。思いつめた木村さんは自殺しようとロープを持って山に入ります。そこで、自然の木が無農薬、無肥料で立派に実を成らせているのを見て、大切な気づきをします。これは人事を尽くした人への神様の啓示だと思います。
 最後はりんごの木一本一本に「お願いだから枯れないでくれ」と祈りました。しかし、祈らなかった木はすべて枯れてしまったそうです。祈りに神様が働く証しです。
 このりんごは常温に2年おいても腐らないといいます。かえって甘酸っぱい香りを漂わせているそうです。まさに奇跡のりんごです。一度食べてみたいと思います。