奇跡のリンゴというのがあります。木村秋則さんという方が、今まで誰も成功したことのない無肥料、無農薬で、10年掛かって地獄を通過して栽培に成功したリンゴです。
普通のリンゴの木の根は数メートルですが、木村さんの栽培したリンゴは根が20メートルくらい伸びているそうです。肥料を上げないので、木の根が自分で栄養を探しに行くそうです。だから普通の数倍根が伸びます。
台風で多くのリンゴ農家が壊滅的な被害を受けた時がありました。根が浅くしか張っていない木は倒れてしまいます。リンゴの実も落ちてしまいました。
しかし、木村さんのリンゴの木は揺るぎもしなかったそうです。実も8割が落ちなかったそうです。
また葉が病気になると、木自体の中に、病気に打ち勝ち対処する力があるのだそうです。病気の部分だけ葉に穴が空いて治るそうです。そして穴と同じ大きさの葉が横に生えてくるといいます。
普通のリンゴは常温に置いておくと腐ります。しかし木村さんのリンゴは常温で2年以上も腐らないだけではなく、甘い香りを放っているそうです。まさに奇跡のリンゴです。
人間が安易に農薬を散布したり、肥料を上げるので、木が本来持っている自然の抵抗力や成長しようとする力が失われてしまうのです。
過保護に育てているせいで、木はどんどん弱くなり、農薬や肥料の助けなしには生きられなくなってしまっていたのです。凄い発見だと思います。
本来神様が創造した植物や動物は、生きるために必要な様々な逆境や困難を乗り越える力を備えられているのです。しかし、過保護にしたり人間が作ったマイナスの環境のせいで、十分な力を発揮できないでいるのです。
人間も同じだと思います。特別な人だけがスポーツや芸術や様々な分野で才能を発揮するのではなく、誰もが天から与えられた才能を持っていて天才になれる可能性があるのだと思います。また病気に負けない体や自然治癒力を持っていると思います。神様の愛に感謝して生きるところから、奇跡の人が生まれるのかもしれません。