懐かしい長野

今週のお題「好きな街」

 もうだいぶ前ですが、長野市内に住んでいました。車の運転免許を取った所です。わずか半年しか住んでいませんでしたが、とても印象に強く残っています。
 善光寺と山々の自然と人情味溢れた人々のことが忘れられません。知人の家を訪問すると、必ず野沢菜とおやきが出てきました。おやきは小麦粉や米粉で野菜を包んで焼いた饅頭です。おやきは家によって中の具が違いました。野沢菜を入れた家もあれば、カボチャ、ナス、大根、ニラ、小豆、要するに何でもありのようです。すっかりおやきが気に入ってしまいました。
 野沢菜も食べ始めると、箸が止まりません。こんな美味しい漬け物があったのかと初めて知りました。皿からなくなると、また出てきます。懐かしい味です。
 初めて会った人たちが、みな親戚のように迎えてくれました。かしこまらずにくつろげました。居心地の良い街でした。
 リンゴを栽培している家を訪問したときに、木から直接取ったリンゴをいただきました。それが何ともいえない美味しい味でした。あんなに美味しいリンゴにその後出会ったことがないような気がします。
 善光寺によく行きました。長野は善光寺門前町として有名です。本堂のどっしりとした大きな佇まいは、すべてを暖かく受け止めてくれる母のような雰囲気を感じました。
 お寺の前の商店街も楽しい店でいっぱいでした。一軒一軒覗いて歩くのが好きでした。気に入った店には何度も足を運びました。
 運転免許を取ってからは、練習と称してあっちこっちに行きました。白馬、栂池、戸隠、鬼無里、菅平、景色の良い所ばかりです。戸隠で食べた蕎麦の味も忘れられません。
 温泉にもよく行きました。わずか半年しかいなかったのに、数え切れない思い出があります。長野はまた住んでみたい良い街です。