昨日の続きです。川越城本丸御殿の目の前に、三芳野神社があります。入口には「お城の天神さま」と「とおりゃんせの唄発祥の地」というタイトルが書いてあります。「とおりゃんせ」の唄の発祥地は様々な説があるようです。
私は「とおりゃんせ」の唄を、ずっと不思議に思っていました。そもそも
「行きは良い良い、帰りは怖い」
というのはどういう意味だろうと疑問でした。子供の頃は「天神さま」というのは、そんなに怖い神様だろうかと恐れていました。
ある説明によると、神社がお城の中にあり、しかも正面玄関のすぐ前にあるので、警備も厳しく昔は一般の人は自由に参拝ができなかったようです。それでも近所の人は、遠くの神社に行くよりも、近くの三芳野神社に来たようです。
しかし、密偵が一般人に混ざって入り、機密文書を持ち出さないか、不信な点はないかを帰りに厳しくチェックしたようです。それで、あの歌詞になったそうです。
空港などは、入国の方が出国より厳しくチェックされます。国内で事件を起こさない為です。城内で事件をおこさない為には入る時に厳しくチェックした方が良いように思います。
他にも歌詞の意味の説明を見た事がありますが、納得のいくものに出会った事はありません。残念ながら、歌詞の意味は不可解のままです。