鍋を通して知った韓国人の情関係

今週のお題「鍋」
f:id:hiroukamix:20201114063326j:plain 韓国に仕事の関係で、冬の期間に1週間ほど滞在した事があります。現地のグループと10人位で行動を共にしました。毎晩様々な鍋が出てきました。今のコロナの時期では有り得ない事ですが、取り皿がないのです。とても驚きました。鍋の中に自分の箸を入れて、直接自分の口に入れるのです。男女関係ありません。家族でもありません。
 初めは少し抵抗がありましたが、「郷に行っては郷に従え」で、同じようにして食べました。
 後でもっとびっくりした事がありました。韓国の男性数人と私で空港のレストランで食事をしていた時の事です。
 隣で知らない女性のグループが食事をしていました。すると私の知人が、「お姉さん達、美味しそうな物を食べているね。」と言って、自分の箸で女性のグループの皿のおかずを食べるのです。すると今度は隣のお姉さんが、「あなた達のも美味しそうね。」と言って、私の前にある皿のおかずを食べるのです。
 日本人の感覚では考えられない事です。いったいこの国の人達はどういう感覚なのだろう、と思いました。初対面でも家族のような雰囲気で話をします。とても私にはできない事です。
 多くの日本人は情が淡白です。しかし、韓国人はとても情が濃いと思いました。韓国ドラマを見ていても、男性が良く泣きます。毎回主人公の男性が泣くドラマを見た事があります。
 同じアジアで隣同士ですが、これだけ情的感覚が違えば、お互いの誤解や衝突、すれ違いがあってもおかしくないな、と思いました。それぞれが相手を理解する事が必要だと思います。付き合えば皆良い人ばかりです。