今週のお題「怖い話」
一度だけ、金縛りにあった事があります。学生時代の下宿先でした。
畳の上に寝ていて、突然目が覚めると身動きができません。何か重たい物が体の上に乗っていて、強く押し付けられている感じがしました。
声を出したくても、声が出ません。手足を動かそうと思っても、全く動きません。大きな岩の下敷きになっているような重みを感じました。恐怖に襲われました。それが数分続いたと思います。
夢でない事は確かです。はっきりと意識はありました。声が出ないので、心の中で「助けて!」と叫び続けました。
しばらくして、ようやく体が動かせるようになりました。体中汗びっしょりでした。話に聞いた事はありましたが、まさか自分がなるとは夢にも思いませんでした。一週間くらい、怖い思いが続いたように記憶しています。
霊はいるのかもしれないと、その時初めて思いました。もう二度と味わいたくない体験です。