神様の愛「種の中の小さな宇宙」


 山の頂上に登って美しい景色を見たり、旅行して珍しいものに出会ったりすると感動します。
 しかし日常の身近な中にも、たくさんの感動が転がっています。
 空気を吸えること、太陽の光や温もりに触れること、水を飲めること、自分の手で箸を持って食事ができること、自分の足で歩けること、目が見えること、耳が聞こえること、・・・。
 数えたら切りがありません。全て当たり前かもしれません。しかし、これらが当たり前ではない人も大勢います。
 コロナになる前は、外出の時に大気汚染の為にマスクをしなければならない国がありました。水道水を安全に飲める国は日本を含めて世界に10数ヶ国だと言われます。
 自分の手や足が自由で使えない人もいます。目や耳が不自由な人もいます。
 コロナになってから、旅行や移動が大変制約されています。日々の生活の中にも不便なことがたくさんあります。
 こんな時こそ、身近な中の小さな感動を見つけて味わうチャンスだと思います。
 私が一番感動するのは、植物の種です。先日撒いたばかりのセロリの種からあちこちに芽が出ました。去年知人から頂いた鉢植えセロリの花が咲き採取したものです。
 たった一つの苗からたくさんの種ができます。1ミリにも満たない種の中に根や茎、花や葉などの遺伝子情報が整然と書かれていることは驚きです。種の中には小さな宇宙があるのだと思います。
 種から育てたミニトマトはあと4つか5つでお仕舞いです。長い間ほぼ毎朝食卓を飾ってくれました。来年の種も採取しました。これから収穫を待っているのは、種から育てたブドウとゴーヤです。小さな種が毎日感動を与えてくれます。
 種を見ると、神様の愛を感じます。

散々だったスピーチ大会

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 今日ハングル教室のスピーチ大会がありました。全国大会の予選です。60の手習いで学び始めて2年近くになります。今までは紙上の勉強ばかりでしたが、初めてのスピーチの機会でした。
 文章を作成して、先生に添削してもらいました。何度も文章を練り直していて、結局文章が完成したのは大会の前日です。その文章を先生が読んで、録音をしてくれました。その録音を聞いたのは、大会当日の朝です。
 朝何度も録音を聞いて発音を確認して準備しました。文章を追いながら先生が録音してくれた声を聞いていると、自分もスラスラ読める気がしてきました。
 しかし発表の5分前になって、大切なことに気がつきました。まだ一度も声を出して練習していなかった、と。
 スピーチ大会なのに、一度も声を出して練習していないなど、有り得ないことです。それでも何となくできるのではと、淡い期待を寄せていました。
 私の番が回ってきて、始めた途端に期待は木っ端微塵に吹き飛んでしまいました。つっかえ、つっかえで目も当てられません。スラスラ読めると思ったのは幻想でした。
 考えれば、普段テキストや練習帳とは良く向き合っていましたが、声を出すことは滅多にありませんでした。
 また一からやり直すことにしました。一週間経つと、学んだ単語をほとんど忘れてしまいます。無謀な挑戦のようにも感じますが、やりかけた限り、もう少し挑戦してみようと思います。

幼い命を救う為にメダルをオークションに

今週のお題「好きなスポーツ」
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心温まるニュースに触れました。

東京五輪ポーランド
マリア・アンドレイチェク選手は、
女子やり投げ決勝で
銀メダルを獲得しました。

ツイッターによると
マリア・アンドレイチェク選手は、
幼いポーランド人の少年の
心臓手術費を工面するために、
彼女の五輪銀メダルを
オークションに出したそうです。

オークションで競り落とした
コンビニ大手『ジャプカ』は、
アンドレイチェク選手にメダルを返還し、
手術費の提供を決めたそうです。

アンドレイチェク選手の
次の話に心を打たれました。

「メダルの真の価値は常に心の中にあります。
メダルはただの物質ですが、
使い方によっては
時に素晴らしい価値を持ちます。
この銀はクローゼットで
ほこりを被る代わりに、
人の命を助けられるんです。
だから病気の子どもを救うために
オークションに出す決断をしました」
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普通なら、
メダルを家の一番目立つ所に飾って、
客が来る度に
自慢したい人が多いと思います。

中々できることではないと思います。
アンドレイチェク選手の優しい心に
金メダルを差し上げたいと思います。

好きなスポーツ 柔道

今週のお題「好きなスポーツ」
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 好きなスポーツと言うと、やはり自分が実際していたものに関心がいきます。中学、高校と6年間柔道をしていました。強くはありませんでしたが、黒帯まで取れたのがせめてもの慰めです。
 オリンピックもついつい柔道を見てしまいます。今回は日本が9つの金メダルと合わせて12のメダルを取りました。さすがにお家芸です。
 お互いに相手の出方を伺ったり、自分の組み手にこだわって消極的な試合が目立ちましたが、一本を取ると、日本人に限らず、見ていて気持ちの良いものです。
 中学の時は道場の建物がありませんでした。部活の時間になると、体育館の床の片隅に、畳を背負って敷きました。
 練習が始まると、必ず畳がずれて、畳と畳との間に隙間ができました。危ないので、その度に足の裏で畳を蹴って直していました。
 高校の時は立派な道場がありました。練習が厳しく、何度もへこたれそうになりました。新しい技を覚える度に嬉しくて、練習に打ち込んだ記憶があります。
 中学と高校の時に一度ずつ足を骨折しました。高校の時は、そのお陰で修学旅行に行けなかったのが苦い思い出です。
 先日書きましたが、最近道路の真ん中で一回転して転びました。(https://bit.ly/3yV6xRX)その時柔道の受け身をとっさにして、かすり傷もなく助かりました。こんなところで40年以上前に習った受け身が役に立つとは思いもしませんでした。

神様の愛「蝉」

今週のお題「自由研究」

 生物は陽の気(エネルギー)と陰の気(エネルギー)が合わさって子孫を残します。それを「蝉」について研究しました。「蝉」は時に大発生することがあります。その謎も解けます。

 毎日朝から蝉が声を張り上げて鳴いています。蝉の声を聞くと、更に暑く感じます。アブラゼミやミンミンゼミが多いようです。
 蝉は地上に出て来て、1週間くらいの命と言われて儚い命の象徴のようにされていますが、最近の研究では1ヶ月くらい生きるそうです。しかし、地中で7年も生きると言われています。中には17年も生きる蝉もいるそうです。
 いったい蝉は、7年も17年も地中で何を考えて暮らしているのでしょうか?「蝉」と「禅」が似ているのは、蝉は地中で禅でもしているのでしょうか?
 何故わざわざ暑い夏に地上に出て来るのでしょう。何故あのように大きな声で鳴くのでしょうか?
 はっきりと分かる事は、地上にいる間に、次の世代を残すという事です。多くの生物は、子孫を残す事が一世一代の大仕事です。
 蝉も他の多くの昆虫や生き物と同様に、雄と雌の交わりによって子孫を残します。これは小さな陽の気と陰の気の合体です。
 しかし他の昆虫と違って、蝉はとても大きな陽と陰の気を合体させます。それが大発生や大声で鳴くことができる理由だと思います。
 気持ち良く大声を張り上げて鳴いている蝉を見ると、地中にいた時に蓄えた7年10数年分の陰の気のエネルギーと、暑い夏の陽の気のエネルギーとを合体させて、一気に吐き出しているような強い生命力を感じます。
 蝉は太陽の莫大な陽のエネルギーと地球に埋もれている大きな陰のエネルギーを合体させているのです。これは子孫を残す為の見事な戦略だと思います。
 蝉をとおして神様の愛と創造の神秘を感じます。

神様の愛「風」


 プラットフォームで電車を待っていました。暑いので扇子を広げて扇いでいると、心地良い風が吹いてきました。扇子の風が吹き飛ばされるような強い風です。
 扇ぐ必要もないので扇子を閉じて、自然の風を受けようとしました。すると扇子を閉じた瞬間風が止んでしまいました。
 暑くなったので、再び扇子を開いて扇ごうとしました。開くと同時に涼しい風がまた吹いてきました。扇子をたたみました。同時に風も止みます。そんなことが3度も繰り返しました。
 まるで風に遊ばれている気分です。ふと以前書いた「不思議な霧」を思い出しました。あれも結局は風のいたずらです。

(https://bit.ly/2U3OolO)

 風は気ままに吹きます。時には大きな災害をもたらすこともありますが、風は大切です。暑い日に無風だと耐えられません。
 洗濯物も風が吹くのと吹かないとでは、乾きがだいぶ変わります。
 コスモスが風になびく姿は何とも言えない幸せな気分になります。
 干し柿作りの時は、カビが生えないように、一週間24時間扇風機で風を送ります。
 風にたくさんお世話になっているのに、風に対する感謝が足らないのだと思います。もっと感謝して、心地良い風を送ってもらえるように風に好かれたいと思います。
 風を創造してくださった神様に感謝します。

道路の真ん中で一回転

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 昨日とても不思議な事がありました。終活セミナーに参加するために、職場に向かって歩いていました。
 考え事をしながらボーと歩いていました。毎朝通る道で、途中いつも横断歩道ではない所を横断します。
 両側から車が来ないことを確認して、道路に一歩出た瞬間、歩道と道路の1センチくら いの段差に躓いてしまいました。ケンケンケンと左足で4、5回くらい跳ねて、体勢を起こそうとしましたが、前のめりになってできませんでした。
「絶対転ぶ。」と確信した時に、一瞬空を飛んで、反射的に柔道の受け身をしました。
 胸ポケットの手帳が飛び出して、中に挟んでいた紙が10枚くらいバラバラと道路中に舞いました。慌てて紙を拾いました。左右ともに車が来なくて幸いでした。
 しかし体はかすり傷一つなく、服も汚れませんでした。オリンピックに転び方の競技があったら、金メダルが取れたのではないか、と思うほどでした。
 不思議なのは、一瞬宙を舞った時に、このまま異次元に行ってしまうのではないかという思いになったことです。何か普通ではない力に押された気がしました。
 とても恐ろしい感覚でしたが、宙で一回転して、起き上がった時は、
「あっ、まだ生きている。」
と安堵しました。
 終活セミナーに行く途中に、異次元に行ってしまったら、笑い話にもなりません。それにしても、ヒヤッとしました。こんな転び方は初めての経験です。何か大切なことを悟らなければいけないのかなと、思っています。