道路の真ん中で一回転

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 昨日とても不思議な事がありました。終活セミナーに参加するために、職場に向かって歩いていました。
 考え事をしながらボーと歩いていました。毎朝通る道で、途中いつも横断歩道ではない所を横断します。
 両側から車が来ないことを確認して、道路に一歩出た瞬間、歩道と道路の1センチくら いの段差に躓いてしまいました。ケンケンケンと左足で4、5回くらい跳ねて、体勢を起こそうとしましたが、前のめりになってできませんでした。
「絶対転ぶ。」と確信した時に、一瞬空を飛んで、反射的に柔道の受け身をしました。
 胸ポケットの手帳が飛び出して、中に挟んでいた紙が10枚くらいバラバラと道路中に舞いました。慌てて紙を拾いました。左右ともに車が来なくて幸いでした。
 しかし体はかすり傷一つなく、服も汚れませんでした。オリンピックに転び方の競技があったら、金メダルが取れたのではないか、と思うほどでした。
 不思議なのは、一瞬宙を舞った時に、このまま異次元に行ってしまうのではないかという思いになったことです。何か普通ではない力に押された気がしました。
 とても恐ろしい感覚でしたが、宙で一回転して、起き上がった時は、
「あっ、まだ生きている。」
と安堵しました。
 終活セミナーに行く途中に、異次元に行ってしまったら、笑い話にもなりません。それにしても、ヒヤッとしました。こんな転び方は初めての経験です。何か大切なことを悟らなければいけないのかなと、思っています。