今週のお題「行きたい国・行った国」
グランド・キャニオンには二回行きました。思わず手を合わせたくなるような雄大な景色でした。まるで地球の裂け目です。言葉を失いました。
初めて行ったときは強行スケジュールでした。わずか十五分くらいしか滞在時間がなく、ゆっくり眺めることができませんでした。このままでは悔いが残ると思っていましたが、再び訪れる機会が与えられました。二度目のときは一時間以上滞在できたので、神秘的で勇壮なその姿をしっかりと目に焼きつけることができました。
まさに神様が創造した芸術作品です。死ぬまでに、一度は見たい絶景ではないかと思います。
訪れた場所は、コロラド川の川底までの深さが約千六百メートル、向こう岸までの距離は約十六キロあると聞きました。まさに息をのむ景色でした。
グランドキャニオンの起源は今から約七千万年前、地殻変動によって、その辺一帯が隆起したことから始まったそうです。
約四千万年前にコロラド川による浸食が始まり、現在のような峡谷は、約二百万年前にでき上がったといいます。今もなお、川底はコロラド川の水によって浸食されています。崖は風化や、岩にしみ込んだ水が凍る時の膨張によって、あるいは植物の根っこにより、侵食が続いています。
グランド・キャニオンの断崖は平均の深さ約千二百メートル、最深地点は千八百メートル、長さ四四六 キロメートル、幅六キロメートル~二十九キロメートルに及ぶといいます。何というスケールの大きさでしょうか。
神様の創造の偉大さに、ただただ驚くばかりです。