神様の愛「弁当」

今週のお題「手づくり」

 私は一日中立ち仕事をしています。ですから、昼休みは体を休める貴重な時間です。同時に、午後の仕事を乗り切る体力をつけるために、昼食を取る大切な時間です。お弁当を食べる楽しみが何よりです。
 職場に行くと、社員食堂があります。食品関係の会社なので、野菜や魚、肉など豊富な品揃えです。ご飯は幾ら盛っても五十円、味噌汁は三十円です。おかずは一グラム一円です。しかし、私はまだ一度も社員食堂で食べたことはありません。食べたいと思ったこともありません。
 妻が作るお弁当を毎日持参します。弁当箱は二段重ねになっています。下がご飯、上がおかずです。
 ご飯は決まって玄米です。玄米は半日から一日水に浸して発芽させたものです。発芽させることで、玄米中の酵素が活性化されて、栄養価が高くなるようです。腹持ちも良いです。
 おかずは野菜に肉か魚です。体力を使う仕事なので、妻が気を使ってボリュームのあるおかずが多いです。ご飯の上に、一年分自分で漬けた梅干しを必ず乗せてもらいます。ベランダ菜園のミニトマトが入るときもあります。
 味噌汁は小さな魔法瓶に入れます。昼まで熱々でいてくれるのが何よりです。
 毎日お弁当を作ってくれる妻と、妻のお弁当をとおして愛を与えてくれる神様に感謝します。