新型コロナウィルス対策における台湾の奇跡

f:id:hiroukamix:20201120054342j:plain 今また新型コロナウィルスが猛威を振るい始めました。東京都は初めて500人を越え、日本で過去最高の感染者を記録しています。世界中でも各地で人々を不安に陥れています。
 しかし、台湾ではクルーズ船が運航し、ほとんどの経済活動が普通に行われています。台湾の新型コロナウィルスの感染者は、累計で国全体で609人、死者7人です。人口が日本の5分の1という事を考慮してもとても少ないです。
 死者は10万人に対して日本が1.52人、米は75.69人、台湾は0.03人です。断突に少ない割合です。台湾の市中感染者は200日以上0が続きました。死者数も半年以上0が続いています。何故台湾は新型コロナウィルスの封じ込めに成功したのでしょうか。
 早くから国境を封鎖し、旅行を厳しく規制しました。徹底した接触者追跡やマスク着用などがなされてきました。
 台湾は2003年のSARSウィルスの失敗を教訓にしたそうです。その時は、感染症に対してまだ未知の事が多く、対応が甘かったそうです。その結果、多くの犠牲者が出てしまいました。
 その時の感染症対応の責任者が今回の指揮を取り、早い決断と対応をして、水際で抑えたようです。
 日本も含めて世界中の国々が、過去に何かしらの感染症が発生したはずですが、その時の教訓が現在に生かされていないようです。これを台湾だけの奇跡にするのではなく、世界中が見習い、同じ過ちを繰り返さないようにしたいものです。