祖父母の家と川の音

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
f:id:hiroukamix:20200920060301j:plain 母方のお祖父ちゃんとお祖母ちゃんの家が車で30分位の所にありました。優しい祖父母と叔父さん、叔母さん達がいて、いつも行くのが楽しみでした。夏休みや冬休みには、毎年泊まりに行きました。
 お祖父ちゃんは俳句か短歌か覚えていませんが、とても達筆な字で短冊によく書いていました。孫を題材にした短冊が柱に掛かっていたのを覚えています。
 お祖母ちゃんはいつも笑顔で、優しく笑っている記憶しかありません。
 祖父母の家の前に道路を隔てて大きな川がありました。魚を釣りに行ったり、川遊びをしました。比較的激しい流れで、夜になると特に音がうるさく感じて、中々寝付けなかった記憶があります。
 祖父母の家はバスのロータリー近くにあり、駄菓子や雑貨を売る店をしていました。いつも近所の人たちが来て、買い物だけではなく、会話を楽しんでいました。ちょっとしたサロンになっていた気がします。
 祖父母の家に誰も住まなくなってから何10年と経ちますが、その後一度も行った事はありません。