①忍耐と執念が咲かせた蓮の花

今週のお題「カメラロールから1枚」
f:id:hiroukamix:20200502044923j:plain 埼玉県の行田市にさきたま古墳がある。そのすぐそばに古代蓮の里という所がある。古墳と古代蓮で不思議な繋がりを感じる。
 古代蓮の里は、元々はゴミ焼却場を建設する為に工事をしていた場所だ。梅雨の季節になり、長く雨の日が続き、工事が中断してしまった。雨がやんで、暫く振りに工事現場に行って見ると、何かの芽が沢山出ていた。
f:id:hiroukamix:20200502100714j:plain 調べて見ると、蓮だった。しかも古代蓮で、1400年から3000年も前の種から発芽したようだと分かった。工事によって厚い土が除かれ、雨に触れることによって、地下深くで眠っていた蓮の種が目覚めたのだった。
 このままゴミ焼却場にしてしまうのは勿体ないということで、蓮園に変更となった。私は、これが偶然とは思わない。
 蓮の種たちは、いつしか必ず太陽の下で花を咲かせようと、2~3000年もの間、地下でじっと機会を待っていたに違いない。忍耐と執念で日の目を見て、咲かせた蓮の花たちだ。
 今私たちも忍耐を強いられている我慢の時だ。家の中でじっと機会を待ち、諦めずに、準備さえしていれば、蓮の花のように、必ず日の目を見る時が来ると思う。だから、希望を持って、喜んで今の試練を越えて行こう。
 古代蓮の里には、世界中から40種類以上、約2万株の蓮が集められ、植えられている。黄色や白の蓮もとても綺麗だった。花が咲く6月下旬から8月頃にはコロナも収束して、開園できると嬉しい。

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