種の不思議④

f:id:hiroukamix:20200317054926j:plain 食べた果物や野菜の種を蒔いたことがある。芽が出たのは柿、リンゴ、桃、葡萄、柑橘類、キュウイ、アボガド、ビワ、メロン、スイカ、イチゴ、トマト、カボチャなど。
 種から実が成るのは簡単ではない。
「桃栗3年柿8年、梅は酸いとて13年、枇杷と梨は15年、柚子は阿呆の18年、みかん大馬鹿20年、林檎ニコニコ25年、女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生」
 柿8年ではなく、10年以上かかって、ようやく花が2輪咲いた。しかし、残念ながら実が成る前に花が落ちてしまった。
 葡萄(上の写真)は花が咲き、最初の年は4房実が成った。10年以上も経ち、本当に実が実るのだろうかと半ば諦めかけていたのでとても嬉しかった。小さな実で、少し酸っぱかったが、美味しかった。その後毎年実をつけている。
 みかんは実が成るのに20年もかかるので、接ぎ木をした。5、6本の枝を接いだが、1年目は全部失敗した。2年目は3本ほど接いで、一つだけ成功した。接ぎ木した穂から芽が出て、葉がついた時はとても感動的だった。何年かして、実がなった。甘くて美味しかったのでとても嬉しかった。しかし最近は花はたくさん咲くが、実が大きくなる前に全て落ちてしまう。原因は分からないが、土が硬くて、根が窮屈ではないかと思う。一度土の入れ替えをしようと思う。

続く