毎年今頃になると、イチゴ狩りに行く。田んぼに囲まれた場所で、普段人が少ない上に、コロナで更に人が少ないだろうと思って行って来た。
大きなハウスの中に入ると、とても暖かった。上着もマフラーも帽子も脱いで、シャツも腕まくりした。20メートル位ある長い畝が、20列位並んでいた。トチオトメという品種のイチゴだ。人が少ないので、一人が一畝づつ独占してゆっくり食べることができた。
まだ色白のも混ざっていたが、真っ赤な顔をして、葉っぱの下に隠れていたり、畝の横につる下がっていた。
真っ赤で大きな粒を見つけて、口の中に入れると、ほんのりとした甘さが口に広がった。飛びっきり甘いという訳ではないが、満足の味だった。
蜜蜂があちこちをブンブン飛んでいた。白い花の受粉を一所懸命手伝っていた。良く見ると、畝の端に蜜蜂の箱があった。蜂蜜も作っているのだと思う。
真っ赤なイチゴを見つけては食べ続けて、30分位するとお腹が一杯になった。幾つ食べただろうか?まだ15分残っていたので、写真を撮ったり、美味しそうなのを見つけては食べたりしながら、時間を過ごした。
ハウスの外に出ると、庭に黒鶏、やぎ、うさぎ、ミニぶた、インコなどの動物もいて、子供も楽しめる場所だった。
駐車場では、満開の河津桜が迎えてくれた。真っ青な空と対照的で、ひときわ美しかった。