地球にエールを

今週のお題「応援」
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 今地球は病んでいる。地球の肺と言われるアマゾンでは、山火事が多発している。自然火災ではなく、経済活動が原因という。温暖化や過放牧によって、毎年九州と四国を合わせた面積が砂漠化している。絶滅種も、恐竜時代は千年に一種、百年前は一年で一種、現代は一年で四万種が絶滅している。深刻な問題だ。
 私たちの生活の中で何ができるかを、一人一人が考えていかなければならない。
 買い物のマイバッグは良く見かけるようになった。待機電力の節電なども、かなり浸透しつつあるような気がする。
 エアコンは、夏の冷房は28度、冬の暖房は22度が望ましいと言うが、余り守られていないと思う。特に夏の電車やデパートは寒過ぎる。
 プラスチック製品の、紙や木など地球に優しい材料への転換は、まだまだ進んでいない。これは個人の努力だけでは難しい。
 余り聞かないのが、水質汚染に対する対策だ。流れの緩い大きな川や河口、波の静かな湾などにヘドロが溜まっている。東日本大震災では、ヘドロを含んだ海水による「黒い津波」によって、強い破壊力と人体に対する悪影響が与えられていたことが分かってきた。ヘドロを含んだ水は、透明な海水の二倍の破壊力を持ち、更に大きな浮力によって船や建物を押し流したという。
 ヘドロの一番の原因が米の研ぎ汁だ。全ての家庭が流す研ぎ汁を合わせると、バカにならない。栄養豊富な研ぎ汁によって、魚が食べきれないほどプランクトンが発生して、死滅してヘドロになる。それが川や海を汚す。悪臭を放ったり、魚に害を与える。
 家では米の研ぎ汁を鉢に与える。毎日だと、有機物を餌として病原菌が増殖して植物に良くない。鉢を順番に変えて、三、四日に一度になるように上げている。
 最近は米の精米技術が進化したので、軽く一度さらっと研ぐだけで充分だ。
 カレーなどの油物は紙で拭き、油は紙で吸い取る。油を水に流すと水質が汚染されてしまう。吸い取った紙を焼く方が地球に優しい。配水管にも優しい。
 一人一人の積み重ねが大きい。普段から自分にできることを探して、実践していきたい。