新時代④目先よりも永遠を見つめる視点

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 四番目は目先のことだけ見てきた視点から、永遠を見つめる視点への変化について考えてみたい。
 今までは目先のことだけを考えていることが多かった。しかし、そのツケが今日の温暖化や砂漠化、エネルギー問題、マイクロプラスチックの問題、少子化、絶滅種など様々な問題をつくった。
 絶滅種だけ見ても、恐竜時代は千年に一種、百年前は一年で一種、現代は一年で四万種が絶滅している。ほとんどが人間の影響による。
 今が便利、今が快適ならば良しという考えで、それが将来に及ぼす影響を余り考えてこなかったのではないだろうか?
 最近はアスベストの問題、スーパーのレジ袋の廃止、プラスチック製品を紙や環境に優しい物に変える努力などがどんどん促進されている。
 これからは物作りも最低五十年、或いは百年先まで考慮に入れないといけない時代だ。
 もっと言えば、子々孫々地球が存在する限り、後々の環境や自然などを見つめて生きていかなくてはならない気がする。
 長岡藩の米百俵の有名な話がある。民が飢えて死にそうな時に、支藩から米百俵が届いた。小林虎三郎は、これを教育の為に使えば、今の百俵が明日の一万俵、百万俵になると言って、それを食べずに売り、学校を建てた。その学校から国に影響を与える立派な人材が育った。
 国づくりはまず人づくりが大切という教訓だが、目先の幸せや喜び以上に、未来を見つめることの大切さも教えている。
 一瞬の喜びや目先の幸せに心を奪われて、一生を台無しにしたり、永遠を失った例は余りにも多い。