柔道部が相撲部に変身

今週のお題「部活」
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 高校の時に柔道部に入っていた。伝統のある部だった。しかし、今日は柔道部の話ではない。不思議なことに、相撲の大会が近づくと、突然柔道部が相撲部に変身するのだ。まわしを締めて、四股を踏んで、相撲の練習が始まる。最初は驚いた。自分は柔道をする為に入ったのに、何故相撲などしないといけないのか、不満があった。
 ところが、相撲もやってみると楽しい。私はそんなに大きな体格ではない。少しコツを覚えると、相手がド素人だと、どんなに大きな体格でも負けない。一度素人の相撲大会があったが、10人抜いて、優勝したことがある。
 夕方相撲の練習が終わると、タイミングが良いことに、焼き芋屋がやって来る。それを食べて帰るのが、至福の時間だった。
 一度秩父で、相撲の関東大会があった。五人のチームで出た。そして、三位で銅メダルをもらった。生まれて初めてメダルをもらい、とても嬉しかった。