神様の愛「干し柿」


 先日、知人から渋柿を取りに来ないかとさそわれ、柿を取り、干し柿を作りました。竹竿作りから始まって、柿もぎ、皮むき、熱湯殺菌、吊す棒の準備、紐に付ける、扇風機の風を当てるなどさまざまな準備や段階があり、一日がかりでした。妻の手伝いがなければ、徹夜になるところでした。
 今の時期だと、まだ暖かく、カビが生えそうなので、24時間扇風機を回し続けて、作ることにしました。3日目には最初の3分の1くらいの大きさになりました。(上の写真。真ん中のはあとから干した1日目のもの)すでに見た目は、しわしわの干し柿状態です。
 中身が飛び出さないように一つ一つ優しく揉んで、中身を均等にしました。
 ネットの説明には一週間干すと書いてありましたが、わずか3日目で試しに一つ食べてみました。中はじゅくじゅくで、すでに渋が抜けて少し甘くなっていました。もう少し水分が抜けて、さらに甘くなるまで、あと数日干そうと思います。
 柿は千種類以上あるそうですが、甘柿は、わずか3パーセントくらいしかないと聞きました。ほとんどが渋柿ということになります。それにしても、渋柿が、考えられないほどに甘く変身するのは驚きです。干し柿の中には糖度が50度や70度になるものもあるそうです。また熟した柿は最高のご馳走です。
 また、種をおおっている果肉が一番甘いように思います。鳥に食べてもらい、種をあちこちに撒いて繁殖しようとする柿の生存戦術だと思います。
 神様が、身近に、こんなに美味しい果物を創造してくださり感謝です。干し柿の出来上がりが楽しみです。