神様の愛「スケート」

今週のお題「何して遊んだ?」

 冬はソリやスキーで遊びましたが、もう一つの楽しみはスケートでした。河原の日陰に大きな水たまりがありました。そこが自然に凍ってリンクができました。
 初めは下駄の底に刃がついている「スケート下駄」でした。紐で結んで滑りましたが、不安定で転んでばかりいました。親にお願いしてスケート靴を買ってもらいました。それからは、転ばずに滑れるようになりました。 
 ときどき、山中湖にスケートに行きました。湖が凍り広い自然のリンクになりました。スケートに疲れたり、飽きると、湖の氷に穴を開けて、ワカサギを釣りました。細いノコギリで、直径が三十センチほどの穴を開けて、短い竿で釣り糸を垂らしました。
 すると小さなワカサギがたくさん釣れました。七輪でその場で焼いて食べると、最高のご馳走になりました。
 一度、湖の氷の割れ目に人が落ちたのを見たことがあります。すぐに助けられて、事なきを得たので良かったですが、自然のリンクは危険が伴います。
 小学校の時に、富士急ハイランドが開園しました。目の前に大きく富士山が見えました。そこに広いスケートリンクがあり、毎年滑りに行きました。いつも大勢の人であふれていました。富士山を見ながら広いリンクで滑るのは気持ち良いものです。
 スケートの楽しみを与えてくれた神様に感謝します。