背広とネクタイで少し大人になった気分

今週のお題「大人になったなと感じるとき」
f:id:hiroukamix:20210109091504j:plain 学生時代にESSという英会話サークルに入っていました。1年生の時にスピーチコンテストがありました。そこに私はジャンパーのようなラフな上着を着て参加しました。
 スピーチが終わった後、観席で見ていた先輩から、スピーチの内容ではなく、上着の事で叱られました。
「何故そんな服で参加したのか?場に相応しくなかった。もっと、きちっとした服装で出るべきだった。」
と言われました。私はスピーチの事しか考えていませんでした。
 そこで次に備えて、明るいグレーのチェックのブレザーを買いました。再び、スピーチコンテストに参加しました。今度はそのブレザーを着て臨みました。
 着ている服装によって、心の持ち方も変わります。ブレザーを着た時は、少し大人になった気分でした。スピーチも多少上手くなった気がしました。その時の県大会で、まぐれで優勝してしまいました。
 その後、いつ何の機会かは忘れましたが、生まれて初めて背広を着てネクタイを締めました。ブレザーの時以上に、大人になったように感じました。「馬子にも衣装」です。
 一番古い記憶に残っている背広は紺色で、ネクタイはえんじ色でした。その時のネクタイが気に入ったのか、私がするネクタイの2回に1回は、今でもえんじ色です。
 服装や身だしなみを通して、子供から大人への自覚が少し生まれると思います。