50年に一度だけ花を咲かせる竜舌欄

今週のお題「自分にご褒美」
f:id:hiroukamix:20201207063927j:plain 時々自分へのご褒美として、ゆったりとした時間を持ちます。昨日は公園に散歩に行って来ました。
f:id:hiroukamix:20201207065559j:plain 10年以上前に何度か行った事のある浦和の別所沼公園です。入ると、いきなり鮮やかな黄色に染まったイチョウ並木が迎えてくれました。地面は落ち葉で黄色の絨毯になっていました。
f:id:hiroukamix:20201207064004j:plainf:id:hiroukamix:20201207070600j:plain 管理事務所の前に竜舌欄(リュウゼツラン)がありました。これは50年に1度、即ち生涯に1回だけ花を咲かせて枯れてしまうそうです。母株は枯れますが、代わりに沢山の子株を残すという事です。すでに2003年に花が咲いたので、次回は2053年頃です。生きていたら、見に来たいものです。自らの命と引き換えに、子孫を残そうとする植物を通して、自然界の中に永遠を見つめる意志と摂理を感じました。
 近くで弦楽器のような演奏が聞こえました。天空の城ラピュタの主題曲「君をのせて」でした。とても心地良い音色に誘われて、行ってみました。すると、見た事もない不思議な楽器で演奏していました。太鼓のように手で叩いて音が出ますが、叩く場所によって音色が違います。ハンドパンと呼ぶようです。しばらくの間、うっとりとして聞いていました。
f:id:hiroukamix:20201207064049j:plain 沼の方に行くと、今度は大きな噴水が迎えてくれました。大きく横に広がって気持ち良く水が落ちて来ます。噴水の向こうにはメタセコイアの木がそびえ立っています。沼の周りには釣り人がちらほら見えました。鯉やウナギがいるようです。
f:id:hiroukamix:20201207064115j:plain 沼に沿って歩くと弁財天がありました。由来記によると、昭和2年に建てられ、中には8つの手を持った弁財天の座像が安置されているそうです。
f:id:hiroukamix:20201207064239j:plain 沼からそれて、人工の小川に沿って行くと、真っ赤なモミジやドウダンツツジが丁度見ごろでした。
f:id:hiroukamix:20201207064353j:plain 周囲には高い木が鬱蒼と茂り、森の中にいるような雰囲気です。サザンカの赤い花も綺麗に咲いていました。
f:id:hiroukamix:20201207065851j:plain たまには、このような散策も心と体を休めるのに必要だと思いました。