今週のお題「好きな漫画」
子供が小さい時に「ポリアンナ物語」というテレビマンガをやっていた。子供と一緒に見ていたが、こちらまで引き込まれてしまった。少女が主人公ではあったが、男の子でも大人でも楽しく見られるマンガだ。
ポリアンナの父は牧師であった。幼くして両親を亡くしたポリアンナは叔母に預けられる。孤独で寂しいはずだが、ポリアンナはいつも「良いこと探し」で忙しい。
友達が悲しんだり苦しんだりしていると、「良いこと探し」のゲームをして喜びに変えてしまう。
大人たちが
「辛い、悲しい、寂しい、苦しい」
と言っていると、ポリアンナは行って慰めた後、
「おじさん、おばさん、こんな嬉しいこともあるよ、こんな楽しいこともあるよ、こんな良いことがあるよ。『良いこと探し』をしよう。 」
と言って励まして上げる。街中の人々から煙たがられている、いつも難しい顔をしたある紳士が、「馬鹿馬鹿しい。」と言って、ポリアンナを相手にせず、否定し無視し続けた。それでもポリアンナは諦めずに「良いこと探し」を勧める。最後にはその紳士もポリアンナの前に脱帽し、笑顔を取り戻して明るい人生に変わる。
ポリアンナの「良いこと探し」という行動の背後にあったのは、牧師であった父の遺言だった。それは神の愛に対する絶対的な確信であった。
ポリアンナは街中の人たちを、「良いこと探し」で皆笑顔にしてしまう。子供のマンガだが、大人が見ても為になる。
いつもしかめっ面をしている知人がいたのでポリアンナの話をしたら、TSUTAYAにDVDがあったので、借りて見たと言う。それから間もなくして少し顔が明るくなった。ポリアンナ効果が出て来たみたいだ。子供だけではなく大人の情操教育にも「良かった探し」は効き目があるようだ。YouTubeでも見ることができるようだ。