神様の愛「冬の夜空」


 仕事が終わって帰り道に、街灯のない暗い道を通ります。晴れていると必ず夜空を見上げます。

 西の低いところに宵の明星である金星が見えます。ほとんどまばたきもせず、ひときわ明るく輝いています。満月が出ていても、余裕で光っています。

 西の高いところにも、金星に負けずと輝いている星があります。木星です。一番大きな惑星です。その強い引力で、地球に落ちる隕石の多くを引き寄せて、地球を守ってくれています。「ジュピター(木星)」は私の好きな歌のひとつです。

 金星と木星の延長線上に、火星が見えます。文字どおり、少し赤っぽい色をしています。

 バスから降りて家の近くで、もう一度空を見上げます。もう空がすっかり暗くなっています。星が増えています。

 東の空には、惑星以外で一番明るい星でマイナス1.5等星のシリウスが、まばたきながら白く輝いています。おおいぬ座の星です。このシリウスは、こいぬ座プロキオン、オリオン座のベテルギウス冬の大三角を形成しています。

 オリオン座は冬の星座の代表です。夏にも夜明け前に見えますが、冬のイメージが強いです。三つ星はわずかに見えますが、小三つ星はよく見えません。街の光のせいです。

 北の空を見上げると、北極星があります。こぐま座のひしゃくの柄の先端です。おおぐま座の北斗七星はひしゃくの一部だけ顔を出しています。

 北西の高いところには、Wの形をしたカシオペアが見えます。北極星を探すのに便利な星座です。

 宇宙に、ダイヤモンドのようにキラキラと美しく光る星を創造してくださった神様に感謝します。