神様の愛「水仙」


 今年も水仙の花が咲いています。一度地上からは姿を消しますが、球根ですから、蘇ったように毎年姿を現します。
 なぜ一年で一番寒い時期に花を咲かせるのか不思議です。強い生命力を持っているのだと思います。花の少ない季節に私たちを楽しませてくれるサービス精神があるのかもしれません。花を見ていると、大きな希望と力を与えられている気がします。
 学生時代にThe Brothers Fourの「七つの水仙」という歌をよく聞きました。ギターの音色に乗せた男性四人のハーモニーが、とても印象に残っています。
 水仙花言葉は「尊敬、神秘、うぬぼれ、自己愛」。ギリシャ神話によると、森のニンフのエーコーが美少年ナルキッソスに恋をしたが相手にしてもらえず、痩せ衰え声だけの存在の山彦になります。呪いでナルキッソスは水面に映る自分の姿に恋をして、やがて死んでしまいます。ナルキッソスの体は水辺でうつむきがちに咲く水仙に変わった、といいます。
 美しい水仙の花を創造してくださった神様に感謝します。