神様の愛「高麗神社」


 久し振りに妻と高麗神社に行ってきました。以前行ったのは2016年でしたので、7年振りです。ちょうど7年前は、高麗王若光(こまのこきしじゃっこう)が高麗郡の郡司になってから千三百年目で、千三百年祭がおこなわれていました。高麗王若光は新羅により滅亡した高句麗から日本に亡命した王族です。

 高麗郡は、716年に関東周辺に住んでいた1799人の高句麗人が集められてつくられた郡です。7年前に参拝したときに、神社の境内で1799人の人の手紙をタイムカプセルに入れる募集をしていました。もちろん妻と私は、その中に入れてもらいました。
 高麗神社は高麗王若光の遺徳を称えるために創建された神社です。代々高麗王若光の子孫が神主を勤めています。
 高麗神社のすぐそばには、高麗王若光の墓がある聖天院というお寺があります。

 今回、高麗川駅から歩いて高麗神社に向かいました。途中の道沿いで蝋梅や白梅、水仙が迎えてくれました。

澄んだ水が流れる高麗川に架かる出世橋を渡ると、すぐ高麗神社に出ました。

 神社に着くと、「天下大将軍 地下女将軍」と書いてある将軍標という大きなモニュメントが目に飛び込んできました。韓国に行ったような雰囲気です。1月の下旬だというのに、駐車場にはたくさんの車がありました。拝殿には新年の参拝者がひっきりなしに来ました。
 境内には屋台が立ち並び、お祭りのようでした。参拝の列に並び、お参りをしました。じっくりとお祈りしたかったのですが、後ろにたくさん人が並んでいたので、早々にお参りを済ませました。

そして神社の隣にある高麗家住宅を見に行きました。

庭の紅梅が青空を背景に綺麗に咲いていました。

 神社の横に山があります。岩盤を削った細い急な坂道を登ると、途中、杉林のあいだから日高市の景色が広がっていました。山の上には小さな鳥居と水天宮がありました。神社の拝殿でゆっくり祈れない分、そこで祈って下りてきました。

 小さな旅の気分を味わった一日でした。妻と高麗神社に参拝したり、蝋梅や白梅、紅梅、水仙などの花を楽しむ機会をくださった神様に感謝します。