神様の愛「クリスマス」


 今日はクリスマスイヴです。イヴはイヴニング、すなわち夕方です。聖書では一日が日没から始まります。ですから今日の日没から明日の日没までがクリスマスです。クリスマスはイエスの誕生をお祝いする日です。
 学生のころ、教会で初めてクリスマスを迎えました。牧師さんがキャンドルサーヴィスの意味を私に尋ねましたが答えられませんでした。
 牧師さん曰わく。
「イエスの生涯はローソクと同じです。ローソクは温もりと光を周りに放ちます。イエスは愛の温もりと真理の光を周りに与えました。またローソクは自分の身を溶かしながら最後はなくなってしまいます。イエスも自分自身の身を犠牲にしながら、十字架で亡くなりました。キャンドルサーヴィスをしながら、イエスの歩みを偲ぶのです」
 そんな説明でした。
 サンタクロースは聖(セイント)ニコラスという実在した大司教です。自分の身を隠して人々のために生きた人です。
 聖ニコラスは、貧しくて娘を身売りしないといけない家のことを聞き、銀貨を窓から投げ入れたそうです。すると暖炉に乾かしていた靴下の中に入ったと言われています。
 聖ニコラスをはじめ、マザーテレサにしても、シュバイツァーにしても、イエスを慕う人たちは、イエスの生きざまを引き継いで生きます。
 クリスマスにただケーキを食べて、プレゼントをするだけではなく、イエスの生きざまに少しでも思いを寄せる日になればと思います。