神様の愛「ハナミズキ」


 家の周りにハナミズキがあります。他の木よりも一足早く、葉が真っ赤に色づいてきました。赤い実もたくさん成っています。
 ハナミズキは桜が散ったあとに続いて咲く花です。しかし紅葉は桜よりハナミズキのほうが早いようです。ともに春の花と秋の紅葉と二度楽しませてくれます。
 日米友好のあかしに、日本からは桜が贈られ、アメリカからはハナミズキが贈られました。

 ハナミズキの花は十字の形をしているので、イエスが張りつけになった十字架の木に使われたという言い伝えがあります。
 それで花びらに、イエスが釘で打ちつけられた跡や血がにじんだ赤い斑点があるといいます。
 悲しみにくれたハナミズキの木を見た神様が、二度と十字架に使われないように、木を細くしたといわれます。
 ハナミズキの原産地はアメリカです。2千年前にはイスラエルにはなかったはずなので、この話は創作だと思います。しかし、アメリカ国民がハナミズキを愛しているがゆえに、生まれた話だと思います。
 花言葉は「永続性」「返礼」「私の思いを受け取ってください」だそうです。