神様の愛「雲」


 自転車で家に帰る途中、橋の上で西の空を見ると、空が少し赤く染まっていました。雲の間から太陽の光がもれていました。それが川に映し出されて、とても綺麗な景色でした。自転車をとめて、思わず写真を撮りました。
 雲は、空でさまざまな演出をします。そして、私たちの目を楽しませてくれます。
 空に雲がない日は、ほとんどありません。晴れた日に浮かんでいる雲は、さまざまな想像をかき立ててくれます。
 鳥が翼を大きく羽ばたいている雲、鯨が泳いでいるような雲、地図のような雲、人の顔のような雲もあります。

 夕日で真っ赤に染まった雲が好きです。とても幻想的です。ずっと見ていたい気持ちに誘われます。
 雲海も好きです。ふるさとの山から見た雲海は、今でも脳裏に焼きついています。昇仙峡のロープウェイで登った山から見た雲海も見事でした。富士山頂から見た雲海や飛行機の窓から見た雲海も忘れられません。

 うろこ雲も好きです。とても幸せな気分になります。秋がきたのを一番感じる雲です。
 雲が演出する美しい景色があります。雲の切れ目から太陽の光が筋となって、幾つも放射状に降り注ぐ現象もひとつです。天使の梯子といいます。旧約聖書に登場するヤコブという人物にちなんだ名前です。

 ヤコブは光の筋の梯子を天使が登り降りするのを見ます。その時に神から大きな祝福をもらいます。それに対して、ヤコブは大きな決断をします。
 私が重要な決断をせまられた時に、ちょうど目の前に天使の梯子が現れて、神の祝福を感じたことが何度かありました。雲による不思議な導きです。

 家の近くから富士山が見えます。たまに、頂の上にレンズ雲が現れます。二重に現れたこともあります。富士山の近くには、よく雲が出ます。
 最近は空一面が雲で覆われた日が多くなりました。雨が降ったりやんだりです。雨雲も私たちの生活に必要な大切な雲です。
 同じ形の雲とは、二度と出会うことはありません。雲は、そのときどきに、何か気づきを与えてくれます。雲を創造してくださった神様に感謝します。