久し振りに鯨の肉

今週のお題「肉」
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 最近久し振りに鯨の肉を食べました。子供の時に食べて以来、50年振り以上です。子供の時の印象は、味がぎゅっと締まっていて、噛めば噛むほど甘みや旨味が出てきました。しかし残念ながら、今回食べた鯨は美味しくありませんでした。少し、がっかりしました。
 日本は海外から捕鯨の件では多くの非難を浴びています。実際何が正しいかは分かりませんが、牛や豚を聖なる動物として食べない国もあります。動物その物を食べないベジタリアンもいます。食文化というのは、国や民族、人によって違うので、難しい問題です。
 ミンク鯨は一日に150キロ前後の魚やオキアミを食べるそうです。更に世界中の鯨を合わせると、人類が食べる魚の3倍から5倍を食べているといいます。鯨が増え続けると、魚がいなくなってしまうのではなかと心配してしまいます。
 毎年850頭のミンク鯨が調査の為に捕獲されています。市場にも出回っているということですが、見たことはありません。どこに行ってしまうのでしょうか?
 海は食料の宝庫です。一匹の魚がたくさんの卵を生みます。マンボウは3億個、マグロは5千万個、ブリは150万個、サバは10万~40万個、イワシは1万~10万個、鮭は3~4千個、サンマは千~5千個位生むといいます。実際は他の魚などに食べられて、生き残るのはわずかです。しかし、卵を隔離して、人工孵化ができれば、無尽蔵に増やすことができるはずです。
 海のない長野県や山梨県でサーモンの養殖をして、出荷までしています。近大マグロはとても有名です。もっともっと養殖が盛んになると良いと思います。
 魚は刺身で食べることができるので、燃料も要らず、二酸化炭素も出しません。地球環境に優しい食べ物です。しかも、肉を食べてきた西洋人に対して、魚をたくさん食べてきた日本人は長生きです。もっと魚や鯨を食べるのが、健康のためにも環境のためにも良いと思います。