通勤電車の窓から様々な風景が見えます。いつも気になるのが、ボロボロの空き家です。もう何10年も住んでいないようです。1階の屋根は半分落ちています。壁も所々剥がれて、今にも崩れそうです。台風や大雨の度に少しずつ崩れています。何とか持ちこたえている感じです。
日本全体に空き家が850万軒程あるそうです。人口が確実に減っているので、空き家も増えていくと思います。
ヨーロッパのほうで、数100年も前に建てられたお城だったか教会だったか忘れましたが、何10年も空き家になっていたのをリフォームして再び活用している話を聞きました。
日本でも、跡取りのいない人が住んでいた歴史的な建造物で空き家になる予定だったのを、たまたま隣に住んでいた若い夫婦に譲ってレストランを開いた話をしていました。
先日、大商人が大正時代に建てた元邸宅が一般公開されていて、見学に行きました。もみじの紅葉と真っ赤なドウダンツツジが迎えてくれました。しっかり管理はされているものの、人が住まなくなった家は、どことなく寂しいものを感じました。