お題「#買って良かった2020」
この冬初めて干し芋を作る為にさつまいもを買いました。まだ少し早いかなとも思いましたが、半額セールがあり、それに釣られてしまいました。
今までさつまいもに、さほど違いはないだろうと思っていました。蒸かしてみると、2種類の芋がありました。1つはほくほく、1つはねっとりでした。あまりにも食感が違うので驚きました。中の色も全然違います。干してみると更に大きな違いがあり、びっくりしました(上の写真の下の二つ)。
3日間外に干しましたが、ほくほくのほうはとても固くなりました。しかし、ねっとりのほうは3日干しても柔らかいままです。干した後、今日で更に3日が経ちますが、ねっとりのほうはまだ柔らかい状態です。しかもとても甘いものでした。今まで干した後に、こんなに柔らかくて美味しいさつまいもに出会ったことがありませんでした。干し芋は皆固いものと思っていたので大発見です。
次からは、是非この芋で行こうと思いましたが、肝腎の芋の種類が分かりません。調べてみると、ねっとり系で色をふまえると紅はるかではないかと推測してます。スーパーで確認すると同じくらいの大きさだと4倍の値段で売っていました。何かの手違いで紛れ込んでいたのでしょうか。
2、3年前から、この時期になると干し芋作りを始めます。圧力鍋に水を注ぎ、蒸し板の上にさつまいもを乗せ、沸騰してから10分ほど蒸して、火を止めます。さつまいもが冷めてから皮を取って、1センチ位にスライスするか、スティック状に切ります。
百均で買った乾燥用の網に入れて2、3日続けて晴れる日を選んで外で干します。これでお仕舞いです。誰でも簡単に作れます。冷蔵庫に保存すると1ヶ月以上もつようですが、1週間から10日ほどで食べてしまいます。
固いほうはオーブントースターで1分くらい温めると、柔らかくて美味しくなります。ねっとりのほうは温めなくても柔らかいままです。いつまで柔らかいのか、1つだけ残して調べようと思います。冬のささやかな楽しみが少し膨らんだ気がします。大袈裟かもしれませんが、偶然出会った1本のさつまいもから希望の光を感じました。