木星と土星の大接近とクリスマス

お題「#買って良かった2020
f:id:hiroukamix:20201222200003j:plain 昨日は冬至でした。1年で一番夜が長い日でした。4時半頃には日が沈んでしまいました。
 その冬至に夜空の一大イベントがありました。397年振りの木星土星の超大接近です。
 南西の空に肉眼でも見る事ができました。木星は明るくはっきりと見えました。土星はその右斜め上に小さく光っていました。
 思わず、埃を被っていた天体望遠鏡を10数年振りに出してきました。急いで組み立てて、ベランダに運びました。
 ファインダーで見定めてから、レンズを覗きました。最初はぼーっとぼけていましたが、ピントを合わせると二つの星がはっきりと見えました。一つのレンズの中に二つの惑星が入って見えるというのはとても感動的です。土星の輪もぼんやりでしたが、久し振りに見ました。
 いつまでも見ていたい気分でした。これだけの接近は、私にとっては2度と見る事はできません。しっかりと目に焼き付けておきました。
 2000年前にイエス・キリストが誕生した時も、空に特別な星が現れたと聖書に書かれています。クリスマスツリーの天辺にも星を飾ります。
 冬至を境にして、昼が長くなりますが、昔の人は太陽が復活すると考えたそうです。それを光に象徴されるイエス・キリストの復活と重ねて、クリスマスが始まったようです。元々は冬至のお祭りだったようです。
 今回の天体ショーは400年振りですが、私には2000年振りの演出のようにも感じました。世が乱れた時には、それを正す存在が現れるのが常です。冬至が過ぎて、これから徐々に昼間が長くなるように、この天体ショーを境にして、コロナで多くの人々が苦しむ現在から暗闇が去り、明るい光が差し込んでくれる事を願うばかりです。