宝くじに当たるより難しい「生まれる確率」

今週のお題「感謝したいこと」
f:id:hiroukamix:20201204053809j:plain「有り難い」という言葉は「ある事が難しい」即ち「存在する事が難しい」と言われます。
 遺伝学の世界的な権威である筑波大学村上和雄教授がいます。その方の話によると、
「子供は両親から遺伝子を受け継いで生まれます。一組の両親から生まれる子供には70兆通りの遺伝子の組み合わせがあります。即ち70兆分の1の確率で、一人の人間が生まれてきます。」
と言っています。それは、1億円の宝くじが100万回続けて当たるのと同じくらいの確率だそうです。
 それがどんなに難しい事でしょうか。それだけ、一人の人が生まれてくる事は奇跡のように尊く、有り難い事だと思います。一人の人間の価値がいかに大きいでしょうか。
 以前私も
「どうせ自分には何の価値も取り柄もない。」
とか
「自分一人くらい、いてもいなくても関係ない。」
などと卑下したり、冷めた考えを持った事がありました。
 しかし無意味に生まれた人は一人もいないと思いました。
「何か良い事ないかな。」
「ついてないな。」
などと思った事もありましたが、生まれて来ただけで運が良かったという事が分かりました。一見不運に見えても、何か意味があるのだと思います。
 生まれたのには、間違いなく意味があるに違いありません。その人にしかできない何か役割があるのだと思います。ジグソーパズルの一つのようなものです。その一つがないとパズルは完成できません。誰か一人欠けても宇宙が完成しないのだと思います。
 一人一人の人間に必ず天から授かった才能があります。天才です。
「花は何故美しいか?一途に咲いているから。」
という言葉があります。自分の才能を信じて一途に生きている人は誰でも美しく見えます。