感謝の三段階

今週のお題「感謝したいこと」
f:id:hiroukamix:20201128071205j:plain 感謝には三段階があります。第一段階は、受けた恵みに感謝することです。これは普通誰でもすると思います。人から贈り物を貰ったり、くじが当たったり、試験に受かったり、何か良いことがあると、感謝の思いが湧きます。この感謝ができない人はあまりいないと思います。
 第二段階は、当たり前のことに感謝することです。歩いたり、食べたり、見たり、聞いたり、空気が吸えたり、太陽が昇ったり、水が水道から出たり、電気がついたり、日常の何でもない、当たり前のことに感謝するのは少し難しいかもしれません。
 東日本大震災の時に、輪番停電で電気が使えずに、ローソクの火で明かりを灯したことがありました。電気の有り難みを初めて感じました。またガソリンスタンドに2時間も並んだこともありました。いざ入れようと思ったら、10リットルだけです、と言われました。ガソリンの有り難みも初めて知りました。
 普段便利で当たり前にできると、つい感謝を忘れてしまいます。
 なるべく私は夜寝る前に、
「お口さん、今日も一日沢山話したり、美味しい物を食べてくれて有り難う。ゆっくり、お休み。」
「お手てさん、今日も沢山書いたり、持ったりしてくれて有り難う。ゆっくり休んで下さい。」
と、感謝してから寝るようにしています。
 朝起きた時には深呼吸して、空気に感謝し、太陽が出たら、太陽に感謝します。普通で平凡な事が、実は有り難い事だと思います。
 第三段階は、病気や試練にも感謝することです。災難に感謝するのは中々難しいと思います。以前書いたことがありますが(2019年8月28日、29日「万年ビリ」①②)、私は事故のお陰で、ある気づきがあって、人生が変わりました。その事故がなければ、変われないまま、もっと苦しんだかもしれません。だから事故に感謝しました。
 病気になった事を通して、健康の有り難みを知ったり、周囲の人の優しさに気づいた事もあります。そういう時は病気に感謝しました。
 苦労したお陰で、苦労した人の気持ちが分かる、という場合もあります。すると、苦労したことに感謝できます。