「異常」に慣れて「普通」になる怖さ

f:id:hiroukamix:20201126054250j:plain 11月に暖かい日が長く続きました。そのせいか、紅葉が例年よりも遅い気がします。温暖化の影響でしょうか。ようやく季節の気温に追い付いたようです。
 7月は毎日のように雨が降っていました。気まぐれな天気です。異常気象も長く続くと普通になります。
 同じように、マスクをしている事、握手ができない事、密になれない事など、異常である事が長く続くと、だんだんと不感症になり、これが普通だと思ってしまう事に危惧を覚えます。
 今、新しい生活様式と言われ、日常生活が様々な分野で変わろうとしています。
 勿論マスクや手洗い、ソーシャルディスタンスなどは必要です。しかし、生活様式だけを変えるのではなく、私たちの生き方も見直す必要があると思います。
 新型コロナウィルスは、人間の間違った生き方に対する自然からの警告だという話があります。生き方そのものを正す事なく、ただ環境に対してだけ対処していても根本的解決にはなりません。
 新しい生活様式を実践しつつも、自分の生き方、人間関係のあり方、自然との関わり方などに対して、このままで良いのか、改善すべき事はないかなど、心に尋ねる必要性を感じます。
 心の病、地域間の対立、自然破壊など、間違った生き方によって、様々な歪みが出ています。その現実から目をそらす事なく、根本的解決に向かいたいものです。