毎年お彼岸になると、待っていたかのように彼岸花が咲きます。曼珠沙華とも言います。全く気配もないのに、彼岸が来ると突如として出現するから不思議です。一晩でいつの間にか現れます。
日高市に巾着田というところがあります。高麗川が180度曲がって巾着のような地形になっています。そこに彼岸花が群生しています。真っ赤な花がところ狭しと見事に咲き誇ります。
コスモスも共演して、とても美しい景色が広がります。更に水車小屋が懐かしい雰囲気を醸し出してくれます。
彼岸花は芸術的な形をしています。見ていて厭きない花です。種はできずに、球根で増えます。
巾着田の近くに高麗神社があります。高句麗から渡って来た高麗王若光(こまのこしきじゃっこう)という人の子孫が代々神主をしています。716年に関東一円の高句麗人が1799人この地に集められて高麗郡がつくられました。
2016年に1300年祭があり、1799人の祈願者を募っていました。知らずに妻と訪ねて、その中に入れて貰いました。タイムカプセルに入れて、10年後に開封するという事でした。
今頃丁度、巾着田の彼岸花もコスモスも見頃ではないかと思います。あの美しい光景が蘇ってきます。