鷲宮神社七不思議⑥池に龍神様が住んでいる?

お題「#おうち時間
f:id:hiroukamix:20200523051313j:plain 神社の参道の左側に光天之池(みひかりのいけ)という池がある。昭和の頃には森の方から地下を伝わって、池からこんこんと水が湧いていたそうだ。それを地元の人たちは飲んでいたという。とても美味しい水だったそうだ。池の周りには茶店も立ち、多くの人で賑わっていたという。
 ところが、長い年月の間に土砂が流れ込み、水が涸れてしまった。そこで平成になり、池のゴミを取り除いたところ、再び水が湧き出してきたそうだ。
 神社の境内には他にも水が湧いていた場所があり、その水を使ってお酒を造っていたという。神社の有り難い水というので、「宮水」と呼んでいた。
 神社の記念碑には次のように記されている。
「古来よりこの池には、龍神様がお住まいになられていると、言い伝えられてきました。しかし、永い年月の間に風雨等により、土砂が流れ込み、池が埋もれておりました。境内整備事業の一環として、平成十一年より、古来の御神池に復元すべく土砂の搬出をしておりますと、池から湧き水が溢れ出て、龍のような雲が空を覆いました。その時に
『天まで光り輝くような池』
というご神託を受け、光天之池と名付けました。」
 龍は水の神様や王権を象徴している。また四神において青龍は東を守る神である。光天之池も神社の東側にある。