テレワークができないので、いまだに電車通勤をしている。以前は行きも帰りも満員電車だったが、さすがに今は空いている席が毎日目立つ。休みの日などは一つの車両に2、3人ということもある。圧倒的にテレワークの人が多くなったようだ。通勤している人は少数派だ。
空いていることは良いことだが、私自身は見えない影に怯えながら電車に乗っている。たまにコンコンと咳をしたり、ハックションとくしゃみをする人がそばにいると、身構えてしまう。
一日が終わり、特に何も変わったことがないと安心する。ただ普通の日常が繰り返しているだけで感謝の思いになる。
しかし、医療関係の方々は違う。こうしている間も戦いの真っ只中だと思う。しかも常に自分の命の危険と隣り合わせだ。使命感だけでは中々務まらないと思う。頭が下がる思いだ。
飲食店やホテル、空港関係、その他医療とは立場が違っても、別の意味で戦いの只中にある人たちも多い。倒産や失業の話題が絶えない。追い詰められて、自分を見失ってしまいかねない。
こういう時こそ自分自身の内面を深く見つめ、自分を成長させる日々でありたい。そんな呑気なことを言っていられない、とお叱りを受けるかもしれない。今は皆が運命共同体だと思う。ワンチームとなって、この痛みを越えていきたい。
