昨晩は満月だった。普段よりも、とても明るく照らしているような気がした。非常事態宣言の中ではあるが、見守っているから心配もいらない、という声が月から聞こえた。
新型コロナ対策で、三密を避けることが強調されている。更にマスクと共に重要な対策は手洗いだと言われている。ウィルスの付いた物や人に触れた手で顔に触ると、鼻や目、口の粘膜を通して感染してしまうからだ。丁寧な手洗いと、何かに触った手で顔に絶対触らないというだけでも、相当な対策になるという医師の話を聞いた。感染経路が不明な件数が増えているが、知らない間に、感染した人が触った物に触れて移ることが多いようだ。
アルコール消毒液もマスクと同じように、ほとんど店から消えてしまった。しかし、石鹸でしっかり洗えば大丈夫だという。
外でトイレに入った時に、しっかり手を洗っている。しかし周りを見ると、石鹸があるのに使わない人、片手だけ簡単に洗う人、様々だ。私が少し時間を掛けて洗っていると、後ろの人が少しイライラしているのを感じる。何か悪いことをしているような波動が来る。ほとんどの人がマスクをしているのに、丁寧に手洗いしている人が半分もいないのが不思議だ。
テレビや駅の構内放送などで毎日、手洗いは感染症予防の基本です、と耳にタコができるくらい呼び掛けているが、中々徹底していない気がする。
スーパーの入口にもアルコール消毒液が置いてあるが、半分以上の人は無視して入っている。中で見ていると、一度取った商品を何度も戻している人をよく見かける。釣り銭も誰が触ったか分からない。だから私は入る時も、出る時もアルコールで消毒する。
普段は土いじりをした手でお菓子を食べたり、落ちたご飯粒を勿体ないと思って食べたりするが、家にウィルスを持って帰りたくないので、最近はどうしても神経質になってしまう。
アフリカなど、水が不足して十分使えなかったり、石鹸がなかったりするのを聞くと胸が痛む。物が当たり前のように溢れていると、その有り難みがつい薄れてしまうような気がする。水や石鹸に感謝して、しっかり手洗いをしたいと思う。
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